荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
佐々木 嘉信著 「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」 【1】
佐々木 嘉信著 産経新聞社編 「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」 (新潮文庫/2005年3刷)を読む。

捜査は、ホシとデカの命がけのぶつかり合いだ──警視庁捜査一課勤務30年の名刑事・平塚八兵衛が、昭和史に残る大事件の捜査現場を語る。
地を這うような徹底捜査で誘拐犯・小原保を自供へ追い込んだ吉展ちゃん事件から、帝銀事件、下山事件、そして未解決に終った三億円事件まで、貴重な証言が満載。
事件捜査の最前線に立ちつづけた男の言葉からは、熱すぎるほどの刑事魂が迸る。
はしがき:佐々木嘉信 文庫版はしがき:佐々木嘉
「吉展ちゃん事件」「帝銀事件」「小平事件」「スチュワーデス事件」「下山事件」「カクタホテル殺人事件」「三億円事件」
この本の刊行にあたって:福井惇(サンケイ新聞東京本社社会部次長) 文庫版あとがき:佐々木嘉信
定価:本体667年(税別)
【感想・コメント】
下山事件関連資料として購入。
なので、とりあえず「下山事件」のお話だけを読みました(後で全部読むつもりですが)。
名刑事・平塚八兵衛は
はっきり自殺と断定してるじゃないですか!
なので、事件の概要よりも
その頃の思い出なんか語っちゃって・・・・
う~ん、なんか「下山事件完全版―最後の証言」を読む気持ちが
ちと萎えました。
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捜査は、ホシとデカの命がけのぶつかり合いだ──警視庁捜査一課勤務30年の名刑事・平塚八兵衛が、昭和史に残る大事件の捜査現場を語る。
地を這うような徹底捜査で誘拐犯・小原保を自供へ追い込んだ吉展ちゃん事件から、帝銀事件、下山事件、そして未解決に終った三億円事件まで、貴重な証言が満載。
事件捜査の最前線に立ちつづけた男の言葉からは、熱すぎるほどの刑事魂が迸る。
はしがき:佐々木嘉信 文庫版はしがき:佐々木嘉
「吉展ちゃん事件」「帝銀事件」「小平事件」「スチュワーデス事件」「下山事件」「カクタホテル殺人事件」「三億円事件」
この本の刊行にあたって:福井惇(サンケイ新聞東京本社社会部次長) 文庫版あとがき:佐々木嘉信
定価:本体667年(税別)
【感想・コメント】
下山事件関連資料として購入。
なので、とりあえず「下山事件」のお話だけを読みました(後で全部読むつもりですが)。
名刑事・平塚八兵衛は
はっきり自殺と断定してるじゃないですか!
なので、事件の概要よりも
その頃の思い出なんか語っちゃって・・・・
う~ん、なんか「下山事件完全版―最後の証言」を読む気持ちが
ちと萎えました。
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松本清張著 「日本の黒い霧(上)」
松本清張著「日本の黒い霧(上)」(文春文庫2005年12月第6刷)を読む。

【内容紹介等】
占領下の日本で次々に起きた未解決の怪事件の数々。
閉店直後の銀行で毒物により堂々と12人を殺害した「帝銀事件」、現職の国鉄総裁が失踪、無残な轢死体で発見された「下山事件」、東北本線の列車が何者かの手により脱線し、3人の死者をだした「松川事件」……。
その背後には、当時日本を占領していた米国・GHQが陰謀の限りを尽くし暗躍する姿があった。
しかし、占領下の日本人には「知る権利」もなく真相を知る術もなかった。
抜群の情報収集力と推理力で隠蔽された真相に迫り、発表当時一大センセーションを巻き起こした衝撃のノンフィクション。
【収録作品】
「下山国鉄総裁忙殺論」「『もく星』号遭難事件」「二大疑獄事件 白鳥事件 」「ラストヴォロフ事件」「革命を売る男・伊藤律」
定価(本体638円+税)
【感想・コメント】
最終的には全部読むつもりですが、目的は「下山国鉄総裁忙殺論」です。
昨年読み始めた柴田哲孝著「下山事件完全版―最後の証言」の補足資料として読みました。
下山総裁他殺説の著者が本作で語っているのはGHQが事件に関与したとする「謀略説」です。
GHQ内で、GS(Government Section。民政局。軍閥・財閥の解体を進め、日本の民主化政策の中心をになった。社会党の片山 哲や、民主党の芦田 均を支えた)とG2(参謀第2部。諜報活動や検閲を担当。復古主義の吉田 茂を押し出した)の対立・主導権争いがあり、G2の下部組織が犯行に及んだと推理しました。
その理由として「日本国民の前に赤を恐れるような衝撃的な事件を誘発して見せる」ために、G2は謀略が必要であったと清張は述べ、その謀略を実行するために、G2のウィロビー部長は対敵諜報部隊(CIC)を全国的に動かし、またG2側にいたCTSのシャグノン大佐も対国労作戦にCICを利用したと推測しています。
シャグノンを黒幕とするここら辺の理由は読んでいて一部は理解できますが、正直当時の世相や雰囲気を知らぬ私などは、なぜそこまでしなくてはいけないのかが疑問の残るトコロです。
清張をはじめとする有志が「下山事件研究会」を発足し、資料の収集と関係者からの聞き取りを行い、連合国軍の関与した他殺の可能性を指摘し、「資料・下山事件」として出版しているので、そちらを読めばもっと納得するお話が出てくるのかな。
とは言え、私は別に「下山事件」を解決するために読んでいるのではなく
基本は柴田哲孝著の「下山事件完全版―最後の証言」を面白く読むために他の資料も読んでいるので
そこまで読み散らかすつもりはありません。
なので次は矢田喜美雄著の 「謀殺・下山事件」 を読んだら
「下山事件完全版―最後の証言」を読みます。
・・・・いつになるか分からんけど。
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【内容紹介等】
占領下の日本で次々に起きた未解決の怪事件の数々。
閉店直後の銀行で毒物により堂々と12人を殺害した「帝銀事件」、現職の国鉄総裁が失踪、無残な轢死体で発見された「下山事件」、東北本線の列車が何者かの手により脱線し、3人の死者をだした「松川事件」……。
その背後には、当時日本を占領していた米国・GHQが陰謀の限りを尽くし暗躍する姿があった。
しかし、占領下の日本人には「知る権利」もなく真相を知る術もなかった。
抜群の情報収集力と推理力で隠蔽された真相に迫り、発表当時一大センセーションを巻き起こした衝撃のノンフィクション。
【収録作品】
「下山国鉄総裁忙殺論」「『もく星』号遭難事件」「二大疑獄事件 白鳥事件 」「ラストヴォロフ事件」「革命を売る男・伊藤律」
定価(本体638円+税)
【感想・コメント】
最終的には全部読むつもりですが、目的は「下山国鉄総裁忙殺論」です。
昨年読み始めた柴田哲孝著「下山事件完全版―最後の証言」の補足資料として読みました。
下山総裁他殺説の著者が本作で語っているのはGHQが事件に関与したとする「謀略説」です。
GHQ内で、GS(Government Section。民政局。軍閥・財閥の解体を進め、日本の民主化政策の中心をになった。社会党の片山 哲や、民主党の芦田 均を支えた)とG2(参謀第2部。諜報活動や検閲を担当。復古主義の吉田 茂を押し出した)の対立・主導権争いがあり、G2の下部組織が犯行に及んだと推理しました。
その理由として「日本国民の前に赤を恐れるような衝撃的な事件を誘発して見せる」ために、G2は謀略が必要であったと清張は述べ、その謀略を実行するために、G2のウィロビー部長は対敵諜報部隊(CIC)を全国的に動かし、またG2側にいたCTSのシャグノン大佐も対国労作戦にCICを利用したと推測しています。
シャグノンを黒幕とするここら辺の理由は読んでいて一部は理解できますが、正直当時の世相や雰囲気を知らぬ私などは、なぜそこまでしなくてはいけないのかが疑問の残るトコロです。
清張をはじめとする有志が「下山事件研究会」を発足し、資料の収集と関係者からの聞き取りを行い、連合国軍の関与した他殺の可能性を指摘し、「資料・下山事件」として出版しているので、そちらを読めばもっと納得するお話が出てくるのかな。
とは言え、私は別に「下山事件」を解決するために読んでいるのではなく
基本は柴田哲孝著の「下山事件完全版―最後の証言」を面白く読むために他の資料も読んでいるので
そこまで読み散らかすつもりはありません。
なので次は矢田喜美雄著の 「謀殺・下山事件」 を読んだら
「下山事件完全版―最後の証言」を読みます。
・・・・いつになるか分からんけど。
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柴田哲孝著 「下山事件完全版―最後の証言」 【2】
■柴田哲孝著 「下山事件完全版―最後の証言」 (祥伝社文庫/2017年第13刷)

【内容紹介等】
「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」
祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。
昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。
翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。
戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。
かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。
祖父は何者だったのか。
そして亜細亜産業とは。
親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!
日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版!
※解説 「どの下山事件関連書より興奮を覚えた」 櫻井よしこ(ジャーナリスト)
定価:本体857円+税
【感想・コメント】
え~っと
ちょっと調べてみました。
本書を読むまでの順番としては
まず1番に「下山事件」の概要を知る事・・・当たり前ですが。
こちらは書物や小説でなくともネットやYouTubeなどで調べる事が出来ます。
それを踏まえて
作家・松本清張著の他殺説 「日本の黒い霧」 を読み
元新聞記者・矢田喜美雄著の他殺説 「謀殺・下山事件」 を読み
できれば佐藤一著の自殺説 「下山事件全研究」 (再版されているけど古本でも高くて)を読み
そして本書である柴田哲孝著 「下山事件完全版―最後の証言」を読めば
順番としては正しいようですし、一番面白く読めるようです。
これが全部読めるか分かりませんが
とりあえずYouTubeで事件のおさらいをしましたので
買ってある松本清張著「日本の黒い霧」をこれから読んでみたいと思います。
なので、やっぱり本書を読み終わるのはいつになるか・・・・
まだまだ未定です。
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【内容紹介等】
「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」
祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。
昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。
翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。
戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。
かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。
祖父は何者だったのか。
そして亜細亜産業とは。
親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!
日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版!
※解説 「どの下山事件関連書より興奮を覚えた」 櫻井よしこ(ジャーナリスト)
定価:本体857円+税
【感想・コメント】
え~っと
ちょっと調べてみました。
本書を読むまでの順番としては
まず1番に「下山事件」の概要を知る事・・・当たり前ですが。
こちらは書物や小説でなくともネットやYouTubeなどで調べる事が出来ます。
それを踏まえて
作家・松本清張著の他殺説 「日本の黒い霧」 を読み
元新聞記者・矢田喜美雄著の他殺説 「謀殺・下山事件」 を読み
できれば佐藤一著の自殺説 「下山事件全研究」 (再版されているけど古本でも高くて)を読み
そして本書である柴田哲孝著 「下山事件完全版―最後の証言」を読めば
順番としては正しいようですし、一番面白く読めるようです。
これが全部読めるか分かりませんが
とりあえずYouTubeで事件のおさらいをしましたので
買ってある松本清張著「日本の黒い霧」をこれから読んでみたいと思います。
なので、やっぱり本書を読み終わるのはいつになるか・・・・
まだまだ未定です。
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柴田哲孝著 「下山事件完全版―最後の証言」
柴田哲孝著 「下山事件完全版―最後の証言」 (祥伝社文庫/2017年第13刷)を読む。


「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」
祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。
昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。
翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。
戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。
かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。
祖父は何者だったのか。
そして亜細亜産業とは。
親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!
日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版!
※解説 「どの下山事件関連書より興奮を覚えた」 櫻井よしこ(ジャーナリスト)
定価:本体857円+税


「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」
祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。
昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。
翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。
戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。
かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。
祖父は何者だったのか。
そして亜細亜産業とは。
親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!
日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版!
※解説 「どの下山事件関連書より興奮を覚えた」 櫻井よしこ(ジャーナリスト)
定価:本体857円+税
ジョン・カニング編集 「未解決事件19の謎」
編集:ジョン・カニング 翻訳:喜多元子「未解決事件19の謎」 (現代教養文庫/ワールド・グレーティスト・シリーズ文庫/1989年刊)を読む。

殺人が発覚しないことはめったになくとも、真犯人がわからずじまいの事件は多い。
また、「犯人」が逮捕され、事件に決着がついたと思われても、捜査過程の誤りや科学的分析の不正確さなどによって間違った判決が導き出された場合には、冤罪となったり、証拠不十分であったりして、結局真犯人は不明、ということになる。
本書は謎を残している19の事件についての追跡調査レポートである。
■収録作品
【殺したのは誰か? 】
アダムズ医師と孤独な未亡人たち:コリン・ウィルソン リンドバーグの幼児誘拐事件:ヘンリー・レスター ウオレスは本当に妻を殺したのか:コリン・ウィルソン エドウィン・バートレット毒殺事件:コリン・ウィルソン 斧で惨殺された両親 :ヘンリー・レスター 南仏キャンプ場の悲劇:ブライアン・マリナー 連続殺人鬼「ゾディアック」/:ヘンリー・レスター
【何が彼らに起こったか? 】
フレディ・ミルズの死の謎:フェントン・ブレスラー オーストラリア首相の失踪:コリン・ウィルソン 山中で消えた赤ん坊:コリン・ウィルソン 虚栄にとりつかれたヨットマン:アラン・ワイクス
【本ものか、偽ものか?】
ルドルフ・ヘスの謎:ジョック・ハズウェル チェスマンは「赤い灯強盗」か?:コリン・ウィルソン オスカー・スレーターの冤罪:コリン・ウィルソン
【事故】
ボンベイ港の大爆発:マイケル・ハードウィック ロンドン地下鉄衝突事故:アラン・ワイクス
【空と海の謎】
落ちた赤ワシー:マイケル・ハードウィック 呪われたUボート:コリン・ガンブレル メイン号の爆沈:マイケル・ハードウィック
【訳者あとがき】
★★★★★★・・・・(6/10)

殺人が発覚しないことはめったになくとも、真犯人がわからずじまいの事件は多い。
また、「犯人」が逮捕され、事件に決着がついたと思われても、捜査過程の誤りや科学的分析の不正確さなどによって間違った判決が導き出された場合には、冤罪となったり、証拠不十分であったりして、結局真犯人は不明、ということになる。
本書は謎を残している19の事件についての追跡調査レポートである。
■収録作品
【殺したのは誰か? 】
アダムズ医師と孤独な未亡人たち:コリン・ウィルソン リンドバーグの幼児誘拐事件:ヘンリー・レスター ウオレスは本当に妻を殺したのか:コリン・ウィルソン エドウィン・バートレット毒殺事件:コリン・ウィルソン 斧で惨殺された両親 :ヘンリー・レスター 南仏キャンプ場の悲劇:ブライアン・マリナー 連続殺人鬼「ゾディアック」/:ヘンリー・レスター
【何が彼らに起こったか? 】
フレディ・ミルズの死の謎:フェントン・ブレスラー オーストラリア首相の失踪:コリン・ウィルソン 山中で消えた赤ん坊:コリン・ウィルソン 虚栄にとりつかれたヨットマン:アラン・ワイクス
【本ものか、偽ものか?】
ルドルフ・ヘスの謎:ジョック・ハズウェル チェスマンは「赤い灯強盗」か?:コリン・ウィルソン オスカー・スレーターの冤罪:コリン・ウィルソン
【事故】
ボンベイ港の大爆発:マイケル・ハードウィック ロンドン地下鉄衝突事故:アラン・ワイクス
【空と海の謎】
落ちた赤ワシー:マイケル・ハードウィック 呪われたUボート:コリン・ガンブレル メイン号の爆沈:マイケル・ハードウィック
【訳者あとがき】
★★★★★★・・・・(6/10)
稲葉圭昭著 「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」
稲葉圭昭著「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」(講談社/2011年10月初版)を読む。

犯罪者へ転落した「エース刑事」の懺悔。
9年の服役後、腐敗した警察組織のすべてを明かす。
圧倒的迫力のクライム・ノンフィクション。
2000年4月、莫大な量の覚醒剤が北海道函館新港に運ばれた。
その量130キロ、末端価格にして約40億円。
“密輸”の手引きしたのは、北海道警察銃器対策課と函館税関だった――。
根っこまで腐りきった道警が日常的に犯してきた違法捜査の数々。
ガサ状なしの家宅捜索、クビなし拳銃の押収、おとり捜査、やらせ逮捕。
そして、彼らが行き着いたのは、覚醒剤の“密輸”だった。
「銃対のエース」ともてはやされ、上司の指示の下、数多くの違法捜査に手を染めた著者は、最後には警察組織に裏切られ、覚醒剤の魔力に魅せられていく。
2002年7月、著者は覚醒剤の使用をエス(=情報提供者)に告発され、逮捕される。
道警史上初となる現役警部の逮捕によって、“道警の闇”が次々と明るみに出た。
これが、北海道警察のみならず、全国の警察組織を震撼させた「稲葉事件」だ。
捜査の過程では著者の元上司と告発したエスの二名が自殺。
問題の根の深さがあらゆるメディアで報道された。
数多くの警察小説やノンフィクション作品のモチーフとなった「稲葉事件」の当事者が、9年の服役を経て、新事実とともにそのすべてを告白する。

犯罪者へ転落した「エース刑事」の懺悔。
9年の服役後、腐敗した警察組織のすべてを明かす。
圧倒的迫力のクライム・ノンフィクション。
2000年4月、莫大な量の覚醒剤が北海道函館新港に運ばれた。
その量130キロ、末端価格にして約40億円。
“密輸”の手引きしたのは、北海道警察銃器対策課と函館税関だった――。
根っこまで腐りきった道警が日常的に犯してきた違法捜査の数々。
ガサ状なしの家宅捜索、クビなし拳銃の押収、おとり捜査、やらせ逮捕。
そして、彼らが行き着いたのは、覚醒剤の“密輸”だった。
「銃対のエース」ともてはやされ、上司の指示の下、数多くの違法捜査に手を染めた著者は、最後には警察組織に裏切られ、覚醒剤の魔力に魅せられていく。
2002年7月、著者は覚醒剤の使用をエス(=情報提供者)に告発され、逮捕される。
道警史上初となる現役警部の逮捕によって、“道警の闇”が次々と明るみに出た。
これが、北海道警察のみならず、全国の警察組織を震撼させた「稲葉事件」だ。
捜査の過程では著者の元上司と告発したエスの二名が自殺。
問題の根の深さがあらゆるメディアで報道された。
数多くの警察小説やノンフィクション作品のモチーフとなった「稲葉事件」の当事者が、9年の服役を経て、新事実とともにそのすべてを告白する。