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ウォルフガング・ロッツ著「スパイのためのハンドブック」 【物置整理063】

■ウォルフガング・ロッツ著 朝河伸英訳 「スパイのためのハンドブック」 (早川書房/ハヤカワ文庫NF/1982年初版)

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あなたの年齢は?  スパイになりたい動機はなにか?  子どもを 乱暴にたたいている人を見かけたら、どうするか?  どの程度の 法律違反ができるか?  夫あるいは妻が浮気をしているらしい、 どうするか?  酒飲みか?  
これらはスパイとしてのあなたの適応度を判断する質問表の一部である。
質問と採点表をつくり、 解説を加えるのは元スパイ、ウォルフガング・ロッツ。
彼はイス ラエルの情報機関モサドに属し、 長年エジプトで暗躍したが1965 年に逮捕され、3年後、 エジプト人捕虜5千人と交換された。
その波瀾にとんだ体験をもとに、スパイ志願者へのアドバイスとい う形で、ここにスパイのすべてを明かす 情報部との接触の仕方、スパイ養成の実態、 偽装や尾行の注意点、 金銭問題と異性間 題、尋問・入獄の乗りきり方、 そして運よく生きのびた場合の引退後の生活・・・・・ 豊富なエピソードを織込みユーモアをまじえて綴られた本書は、世界で初めての"ハウツー・スパイ”である。

【目次】
まえがき 第1章「あなたのスパイ能力をテストする」 第2章「スパイはどこからやってくるか?」 第3章「スパイの要請」 第4章「第二の皮膚」 第5章「手がかりを与えるな」 第6章「スパイと異性」 第7章「功績に対する金銭的報酬」 第8章「大きな嘘には小さな真実を混ぜよ」 第9章「拘置所、刑務所、懲治監」 第10章「引退したスパイ」
訳者あとがき:朝河伸英
定価280円


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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

佐々木 嘉信著 「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」 【1】

佐々木 嘉信著  産経新聞社編 「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」 (新潮文庫/2005年3刷)を読む。

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捜査は、ホシとデカの命がけのぶつかり合いだ──警視庁捜査一課勤務30年の名刑事・平塚八兵衛が、昭和史に残る大事件の捜査現場を語る。
地を這うような徹底捜査で誘拐犯・小原保を自供へ追い込んだ吉展ちゃん事件から、帝銀事件、下山事件、そして未解決に終った三億円事件まで、貴重な証言が満載。
事件捜査の最前線に立ちつづけた男の言葉からは、熱すぎるほどの刑事魂が迸る。
はしがき:佐々木嘉信 文庫版はしがき:佐々木嘉
「吉展ちゃん事件」「帝銀事件」「小平事件」「スチュワーデス事件」「下山事件」「カクタホテル殺人事件」「三億円事件」
この本の刊行にあたって:福井惇(サンケイ新聞東京本社社会部次長) 文庫版あとがき:佐々木嘉信
定価:本体667年(税別)


【感想・コメント】

下山事件関連資料として購入。

なので、とりあえず「下山事件」のお話だけを読みました(後で全部読むつもりですが)。

名刑事・平塚八兵衛は

はっきり自殺と断定してるじゃないですか!

なので、事件の概要よりも

その頃の思い出なんか語っちゃって・・・・

う~ん、なんか「下山事件完全版―最後の証言」を読む気持ちが

ちと萎えました。

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テーマ : ノンフィクション
ジャンル : 本・雑誌

松本清張著 「日本の黒い霧(上)」

松本清張著「日本の黒い霧(上)」(文春文庫2005年12月第6刷)を読む。

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【内容紹介等】

占領下の日本で次々に起きた未解決の怪事件の数々。
閉店直後の銀行で毒物により堂々と12人を殺害した「帝銀事件」、現職の国鉄総裁が失踪、無残な轢死体で発見された「下山事件」、東北本線の列車が何者かの手により脱線し、3人の死者をだした「松川事件」……。
その背後には、当時日本を占領していた米国・GHQが陰謀の限りを尽くし暗躍する姿があった。
しかし、占領下の日本人には「知る権利」もなく真相を知る術もなかった。
抜群の情報収集力と推理力で隠蔽された真相に迫り、発表当時一大センセーションを巻き起こした衝撃のノンフィクション。

【収録作品】
「下山国鉄総裁忙殺論」「『もく星』号遭難事件」「二大疑獄事件 白鳥事件 」「ラストヴォロフ事件」「革命を売る男・伊藤律」
定価(本体638円+税)


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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

柴田哲孝著「下山事件完全版―最後の証言」【2】

■柴田哲孝著 「下山事件完全版―最後の証言」 (祥伝社文庫/2017年第13刷)

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【内容紹介等】

「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」
祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。
昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。
翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。
戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。
かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。
祖父は何者だったのか。
そして亜細亜産業とは。
親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!
日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版!

※解説 「どの下山事件関連書より興奮を覚えた」 櫻井よしこ(ジャーナリスト)
定価:本体857円+税


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テーマ : ノンフィクション
ジャンル : 本・雑誌

柴田哲孝著 「下山事件完全版―最後の証言」

柴田哲孝著 「下山事件完全版―最後の証言」 (祥伝社文庫/2017年第13刷)を読む。

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202207807002.jpg

「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」
祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。
昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。
翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。
戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。
かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。
祖父は何者だったのか。
そして亜細亜産業とは。
親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!
日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版!

※解説 「どの下山事件関連書より興奮を覚えた」 櫻井よしこ(ジャーナリスト)
定価:本体857円+税


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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

ジョン・カニング編集 「未解決事件19の謎」

編集:ジョン・カニング 翻訳:喜多元子「未解決事件19の謎」 (現代教養文庫/ワールド・グレーティスト・シリーズ文庫/1989年刊)を読む。

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殺人が発覚しないことはめったになくとも、真犯人がわからずじまいの事件は多い。
また、「犯人」が逮捕され、事件に決着がついたと思われても、捜査過程の誤りや科学的分析の不正確さなどによって間違った判決が導き出された場合には、冤罪となったり、証拠不十分であったりして、結局真犯人は不明、ということになる。
本書は謎を残している19の事件についての追跡調査レポートである。

■収録作品
【殺したのは誰か? 】

アダムズ医師と孤独な未亡人たち:コリン・ウィルソン リンドバーグの幼児誘拐事件:ヘンリー・レスター ウオレスは本当に妻を殺したのか:コリン・ウィルソン エドウィン・バートレット毒殺事件:コリン・ウィルソン 斧で惨殺された両親 :ヘンリー・レスター 南仏キャンプ場の悲劇:ブライアン・マリナー 連続殺人鬼「ゾディアック」/:ヘンリー・レスター
【何が彼らに起こったか? 】
フレディ・ミルズの死の謎:フェントン・ブレスラー オーストラリア首相の失踪:コリン・ウィルソン 山中で消えた赤ん坊:コリン・ウィルソン 虚栄にとりつかれたヨットマン:アラン・ワイクス
【本ものか、偽ものか?】
ルドルフ・ヘスの謎:ジョック・ハズウェル チェスマンは「赤い灯強盗」か?:コリン・ウィルソン オスカー・スレーターの冤罪:コリン・ウィルソン
【事故】
ボンベイ港の大爆発:マイケル・ハードウィック ロンドン地下鉄衝突事故:アラン・ワイクス
【空と海の謎】
落ちた赤ワシー:マイケル・ハードウィック 呪われたUボート:コリン・ガンブレル メイン号の爆沈:マイケル・ハードウィック
【訳者あとがき】


★★★★★★・・・・(6/10)

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テーマ : ノンフィクション
ジャンル : 本・雑誌

野波ツナ著 「旦那さんはアスペルガー」

野波ツナ著「旦那さんはアスペルガー」(コミック・知恵の実文庫/2018年11月刊)を読む。

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KY(空気が読めない)のあの人はアスペルガー症候群!?

体験コミックエッセイ。

妻だからここまで描けた。


★★★★★★★・・・(7/10)

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テーマ : 文学・小説
ジャンル : 小説・文学

奥野修司著 「心にナイフをしのばせて」

奥野修司著 「心にナイフをしのばせて」文藝春秋 (2006/8/28)

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「あいつをめちゃめちゃにしてやりたい」―。

40年近くの年月を経ても、被害者はあの事件を引きずっていた。

歳月は遺族たちを癒さない。

そのことを私たちは肝に銘じておくべきだと思う。

「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者の、司法を大きく変えた執念のルポルタージュ。

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テーマ : ノンフィクション
ジャンル : 本・雑誌

稲葉圭昭著 「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」

稲葉圭昭著「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」(講談社/2011年10月初版)を読む。

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犯罪者へ転落した「エース刑事」の懺悔。

9年の服役後、腐敗した警察組織のすべてを明かす。

圧倒的迫力のクライム・ノンフィクション。

2000年4月、莫大な量の覚醒剤が北海道函館新港に運ばれた。

その量130キロ、末端価格にして約40億円。

“密輸”の手引きしたのは、北海道警察銃器対策課と函館税関だった――。

根っこまで腐りきった道警が日常的に犯してきた違法捜査の数々。

ガサ状なしの家宅捜索、クビなし拳銃の押収、おとり捜査、やらせ逮捕。

そして、彼らが行き着いたのは、覚醒剤の“密輸”だった。

「銃対のエース」ともてはやされ、上司の指示の下、数多くの違法捜査に手を染めた著者は、最後には警察組織に裏切られ、覚醒剤の魔力に魅せられていく。

2002年7月、著者は覚醒剤の使用をエス(=情報提供者)に告発され、逮捕される。

道警史上初となる現役警部の逮捕によって、“道警の闇”が次々と明るみに出た。

これが、北海道警察のみならず、全国の警察組織を震撼させた「稲葉事件」だ。

捜査の過程では著者の元上司と告発したエスの二名が自殺。

問題の根の深さがあらゆるメディアで報道された。

数多くの警察小説やノンフィクション作品のモチーフとなった「稲葉事件」の当事者が、9年の服役を経て、新事実とともにそのすべてを告白する。


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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

鴨志田穣著 「酔いがさめたら、うちに帰ろう」

鴨志田穣著「酔いがさめたら、うちに帰ろう」(講談社文庫/2010年第1刷)を読む。

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アルコール依存症で離婚。

10回の吐血。再飲酒(スリップ)。ついにアルコール病棟に入院することになった、元戦場カメラマンの「僕」。

そこで出会った個性的な面々との生活が、僕を変えた。うちに帰りたい――。

依存症を克服し、愛する元妻、子供たちとの時間を取り戻したが、そこには悲しい現実が……。

笑って泣ける私小説。


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テーマ : 雑記
ジャンル : 本・雑誌

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Tommy荒野

Author:Tommy荒野
2006年1月開設。
わかちゃいるけどやめられない。
そんなのばかりで17年。

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