荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

東直己著 「探偵は吹雪の果てに」

東直己著 「探偵は吹雪の果てに」(ハヤカワ文庫/2004年刊)を読む。
大好きな作家であるが、我家の経済的理由で新刊は買えず。
古本屋に行くといつも探しているのだが、この〈ススキノ便利屋シリーズ〉はなかなか見当たらない。
したがって前作「探偵はひとりぼっち」からゆうに3年は読んでいなかった本シリーズとの久々の再会・・・いやがうえにも期待は高まる。

探偵は吹雪の果てに


ちんぴらに袋叩きにされて、“俺”は入院した。
そこで偶然、病院の付添婦をしている昔の恋人と再会。
彼女からの依頼で雪の田舎町まで一通の手紙を届けることになった探偵だが、町に着くなり身辺に不審な男たちの影がちらつき始め、理由も解明できないまま町を追い出されてしまう。
やくざの組長の桐原の助けを借り、再び町に舞い戻った探偵に最大の危機が!雪原を血にそめる死闘の果ての意外な結末とは?

今までは90年代のススキノが舞台で、主人公は20代後半から30代へと1作ごとに歳を重ねていた。
前作「探偵はひとりぼっち」では30代の主人公が恋人から妊娠を告げられるラストが印象的だった。
そして本作。
いきなり主人公は45歳。
離婚暦ありで、子供の養育費を振り込みながら、あいも変わらずの便利屋家業。
腹の肉と息切れを気にしながらの大立ち回り。

いやいや、面白かった。

出だしから10年以上の歳月の経過には驚かされたものの、読み始めたら最後までイッキに読ませてくれる。
また、主人公が若いときにも増して“頑固”で“やせ我慢”な所が、読んでいて気持ちがいい反面、ちょっと痛々しくて好い。
架空の北海道の(腐った)地方都市も、「どっかがモデルなんじゃないかな?」と思うほどリアルな描写である。
なによりも
60歳の元彼女と45歳の主人公の別れのシーン。
若い恋人同士ではありえない切なさと余韻は最高にロマンティックだった。
(ハードボイルドにはこのロマンティックさが必要だ!)
私自身が主人公の年齢に近づいているせいか、共感できる部分の多いこと。
泣きました。
たしか謳い文句は「シリーズ最高傑作」だったと思うが・・・・同感。
我慢できないので、これから次の作品「駆けてきた少女」を読もうと思う。

FC2 Blog Ranking
e_01.gif



テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

小説 | コメント:0 | トラックバック:0 |

乙一著 「ZOO[2]」

[1]を読んでから、だいぶ経つが・・・・
乙一著「ZOO[2]」(集英社文庫/2006年刊)を読む。

ZOO2


天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。
目が覚めたら、何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など、いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。
文庫版だけのボーナストラックとして、単行本に入っていなかった幻のショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。

[1]にくらべ、よく判らない話が多かった印象。
残酷な童話と言うか、ホラーファンタジーと言うか・・・
とにかく“乙一ワールド”(※解説参照)が全開だ。
ただのよく判らない話なら読まなければいいのだが、これが中途半端に面白いので始末に悪い。
タラタラと最後まで読んだが、コレと言って気に入った作品は無し。

面白くないわけではないが、正直期待はずれ。

「暗黒童話」と「平面いぬ」が未読のまま部屋にあるのだが、しばらくは読まないだろう。

FC2 Blog Ranking
e_01.gif




テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

小説 | コメント:0 | トラックバック:0 |

東野圭吾著 「超・殺人事件−推理作家の苦悩」

東野圭吾著「超・殺人事件−推理作家の苦悩」(新潮文庫/2001年刊)を今ごろ読む。

超殺人事件


新刊小説の書評に悩む書評家のもとに届けられた、奇妙な機械「ショヒョックス」。
どんな小説に対してもたちどころに書評を作成するこの機械が、推理小説界を一変させる―。
発表時、現実の出版界を震撼させた「超読書機械殺人事件」をはじめ、推理小説誕生の舞台裏をブラックに描いた危ない小説8連発。意表を衝くトリック、冴え渡るギャグ、そして怖すぎる結末。激辛クール作品集。

話題作が次々と映像化され一躍有名作家となった著者。
青春ミステリから本格推理、サスペンス、SF(チック?)などなど、引き出しの多さを見せる作家であるが、私が一番好きな東野圭吾作品は何と言っても「名探偵の呪縛」と「名探偵の掟」である。
単に本格推理をパロディとしただけではなく、推理小説やサスペンスドラマも含め、皮肉たっぷりに描いた作品はモロに私のツボにはまった。
そして本作もそう。
出版社、推理小説家の舞台裏をブラックユーモアを交えてミステリ仕立てで描いた本作は読んでいるコチラが「こんな事、書いていいの?」と思ってしまうほど。
税金対策で作品の内容を変えてしまう作家の話「超税金対策殺人事件」
理系の小説は読みづらいって話の「超理系殺人事件」
本当にお前が書いてるのか?って「超犯人当て小説殺人事件」
ボケたジジイ作家は何書いてるのか分かんねぇ「超高齢化社会殺人事件」
売れないのなら殺してしまおう「超予告小説殺人事件」
本が厚けりゃいいってもんじゃない「超長編小説殺人事件」
オチどうすんの?「魔風館殺人事件」
本読んでんの?「超読書機械殺人事件」
私は「超長編小説殺人事件」が1番お気に入り。

続編を乞う!

※「敬遠の仔」「固いおでこ」「足の裏の闇」「人面かさぶた」等々のタイトルも大笑い。

FC2 Blog Ranking
e_01.gif


テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

小説 | コメント:0 | トラックバック:0 |

シルベスター・スタローン監督  「ロッキー・ザ・ファイナル」

「ダイ・ハード4.0」に続いて“がんばるオッサン”を観る。

ロッキーザファイナル1


ボクシング界のかつてのヒーロー、ロッキー・バルボアも今では引退し、地元フィラデルフィアで小さなイタリアン・レストラン“エイドリアンズ”を経営していた。
妻エイドリアンは既に他界し、息子のロバートは有名人の父に反発して家を出ていった。
もはやかつての栄光とエイドリアンとの思い出にすがって生きるのみだったロッキー。
だがやがて、そんな心の喪失感を埋めようと再びボクシングを始めたロッキーは、次第にかつての情熱を取り戻していく。
一方、無敵の現役ヘビー級チャンピオン、ディクソンは対戦相手に恵まれず、マッチメイクに苦しんでいた陣営は、伝説の王者ロッキーとのエキシビジョン・マッチというイベントを企画する。
降って湧いた現役最強ボクサーとの対戦というオファーに対し、ロッキーはある決意を秘めこれを受けて立つのだった…。



シルベスター・スタローン監督  「ロッキー・ザ・ファイナル」…の続きを読む

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

洋画 | コメント:0 | トラックバック:0 |

米澤穂信著 「夏季限定トロピカルパフェ事件」

米澤穂信著 「夏季限定トロピカルパフェ事件」(創元推理文庫/2006年刊)を読む。

夏季限定トロピカル1


小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校生。
きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。
それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。
名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君の、この夏の運命を左右するのは“小佐内スイーツセレクション・夏”!?

「春期限定いちごタルト事件」に続く青春日常ミステリ第二弾。
前作と同じ一話完結の連作短編であるが、本作では最初から1つの謎が提示され最後の意外な展開へと繋がる長編的要素も加わり物語の幅が拡がっている。
本格推理としては凝ったトリックは出て来ないのだが、この作品の一番の魅力は主人公二人のキャラクターに尽きるだろう。
今回はその二人を一歩踏み込んで描き出しているため、青春小説的要素が加わり、最後は清々しくも物悲しい印象を残す。
歳くったせいか、こう言う青春モノがとても好ましく思える今日この頃。
このまま美しく終って欲しいと思う反面、続きが読みたいのも確か。
もっとも、「秋限定」「冬限定」も想定してのタイトルかな?と思ってしまうのは考えすぎだろうか。

ただ
このメルヘンチックな表紙。
いくら創元推理文庫とはいえ、

オッサンが買うにはちょっと恥ずかしい。

FC2 Blog Ranking
e_01.gif


テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

小説 | コメント:0 | トラックバック:0 |

レン・ワイズマン監督 「ダイ・ハード4.0」

レンタルDVDで「ダイ・ハード4.0」を観る。

ダイハード4-1


アメリカ独立記念日の前夜。
ワシントンDCのFBI本部に、何者かが全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けてきたとの情報が入り、ブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始される。
一方その頃、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、久しく顔を見ていない娘ルーシーに会うため、ニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。
しかし、意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちするマクレーン。
おまけに、たまたまそこにいたばかりに、上司から、近くに住むマットというハッカーをFBI本部まで連行せよ、とのヤボ用まで仰せつかるハメに。
不承不承マットのアパートへと向かうマクレーンだったが、それは、またもや始まる不運の序章にすぎなかった…。



レン・ワイズマン監督 「ダイ・ハード4.0」…の続きを読む

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

洋画 | コメント:1 | トラックバック:1 |

宮部みゆき著 「模倣犯(1)」

宮部みゆき著「模倣犯(1)」(新潮文庫/2001年刊)。
全五巻をやっと購入。
数年前に映画は観ているが、著者の作品を知っている人間なら、原作を読まなくても“ひどい出来の映画”だったのは分かっている。
その分大いに期待しながら1巻を読み始める。

模倣犯1


墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。
やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。
ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった―。
未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕。

出だしは映画と同じなので、先が読める分、どんどん頁が進む。
さすが著者である。
ただ単に人物を登場させるのではなく、その人物の背景、心情を細かに描きながら、被害者の家族、加害者の家族、事件を報道する側等の視点から作品を構築していく。
素晴しいのは、それが読んでいても少しも重たくなく、読みやすささえ感じてしまう事だ。
作者の筆力だろう。
途中で止まらず、結局は1巻一気読み。
著者の作品は寝不足を覚悟して読まなければならない事を思い出した。

FC2 Blog Ranking
e_01.gif


テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

小説 | コメント:0 | トラックバック:0 |

デヴィッド・フィンチャー監督 「ゾディアック」

もともと「セブン」も「ファイトクラブ」も好きではない私なので、フィンチャー監督だからって何の期待も無かった。
私が本作に期待したのは、“ゾディアック事件”と言う実在の未解決事件をどこまで忠実に描き出しながら、どれだけ面白く脚色しているかだったが・・・

ゾディアック1


1969年7月4日、カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃され女性は絶命した、と警察に通報が入る。
そしてその通報者は最後に“犯人は俺だ”と言い残していた。
それから約1ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に一通の手紙が届き、7月の事件を含め2件の殺害を実行したとする声明文が書き記されていた。
それは、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者からの最初の手紙だった。
さらに、そこには謎の暗号文も添えられ、それを新聞の一面に載せなければ大量殺人を決行する、と脅迫してきたのだった。
以来、同紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、この一件と暗号解読に並々ならぬ執着をみせ没頭していく。
一方、サンフランシスコ市警の刑事トースキーとアームストロングも取り憑かれたようにゾディアックを追いかけるが…。



デヴィッド・フィンチャー監督 「ゾディアック」…の続きを読む

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

洋画 | コメント:0 | トラックバック:0 |

古谷実著 「稲作」

古谷実著「古谷実スーパーリミックスベスト(1)稲作」(講談社/ヤンマガKCDX/2001年刊)を読む。

稲作1


「稲中」のベストに未収録作品をちょっと加えることで、「ファンはこれでも買うだろう」と言う出版社の嫌らしい意図が見える作品集。
無視したいのだが、幻の処女作や単行本未収録読み切りに引かれ購入。

ただし105円で。

FC2 Blog Ranking
e_01.gif


テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

漫画 | コメント:0 | トラックバック:0 |

岩井志麻子著 「喜びの流刑地」

岩井志麻子著「喜びの流刑地」(集英社文庫/2006年刊)を読む。

悦びの流刑地


昭和初期、下町の貧民窟に暮らす美しい姉と盲目の弟。
一歩も外に出ることのない弟の愉しみは、姉が勤め先の料亭から持ち帰る女作家の書き損じ原稿を読むことだった―。
姉と弟の近親相姦的な関係に、小説の盗み読みから始まった虚構世界が入り込んでいき…。
淫靡で罪深い愛欲生活の夢と現が交錯する果てに、衝撃的な結末が!
官能と幻想が炸裂する傑作長編小説。

前回読んだ著者の「黒焦げ美人」が面白かったため、似たような雰囲気だった本作を買って読んだのだが、

正直言って、これは辛かった。

200頁ぐらいだから読破できたが、これ以上あったら挫折していたな。
夢とも現実とも思えない世界が淡々と続き、ただ姉と弟の情事が生々しく描写される。
どの頁を開いても、やってるシーンである。
それが延々と続く。
エロ小説か?と言うと、そこまで出来上がってはいないし、中途半端にオチがつく部分は幻想小説にも程遠い。
結末を読むと、根本は恋愛小説なのかな?とは思うが、読み終わった後、エロで胸焼けがして、以後しばらくは著者の作品は遠慮したい気分になった作品である。

FC2 Blog Ranking
e_01.gif




テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

小説 | コメント:0 | トラックバック:0 |

WOWOW・ドラマW 「震度0」

WOWOWの無料放送で「震度0」を観る。

震度0


1995年1月17日。
阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。
県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 
本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。
ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……。

2時間ドラマだからと、ちょっと馬鹿にしていた私であるが

メチャクチャ面白いぞ!

原作が良いのであろうが、最初から最後まで予測のできない展開が続き、ラストでは驚きのどんでん返し。
アクションシーンは一切ないものの、自分の立場や思惑が錯綜する静かな心理戦がリアルである。
大きな災害をバックに、地方で起こる人間群像を描き出す手法は「クライマーズハイ」と同じだが、著者お得意の警察内部を舞台としているだけに、組織の腐敗と隠蔽がより物語を盛り上げる。
登場人物に誰一人として“正しい人間”が出てこないドラマも珍しい。
ドラマにしておくにはもったいない気がした。

ただ、気になったのは
演じている役者陣が「踊る大走査線」で見たことのある顔が多いこと。
斉藤暁、升毅、矢島健一、国村隼、石井正則・・・・警察ではなかったが松重豊など。
物語的に人物のイメージがだぶる事は無いのだが、もっと違う役者はいないのか・・・。

■「震度0」 2007年/日本・TVM
監督:水谷俊之 脚本:渡邉睦月 原作:横山秀夫
出演:上川隆也/國村隼/渡辺いっけい/升毅/斉藤暁/矢島健一/平山あや/朝加真由美/伊佐山ひろ子/原日出子/戸田奈穂/西村雅彦/余貴美子

FC2 Blog Ranking
e_01.gif


テーマ:TV番組 - ジャンル:テレビ・ラジオ

テレビ | コメント:0 | トラックバック:0 |

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督 「バベル」

レンタルDVDで「バベル」を観る。

バベル 1.


言葉が通じない。
心も通じない。
想いはどこにも届かない。
私たちは争いが絶えない世界の住人である前に、同じ星に生きる命のひとつではなかったのか?
今、モロッコで放たれた一発の銃弾が、アメリカ、メキシコ、そして日本の孤独な魂をつなぎあわせ、息をのむラストへと加速する。
LISTEN―聴いてほしい。
初めて世界に響く愛の声を。



アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督 「バベル」…の続きを読む

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

洋画 | コメント:0 | トラックバック:0 |

ウエンツ瑛士主演 「ゲゲゲの鬼太郎」

「ゾディアック」「ロッキー・ザ・F〜」「スモーキン〜」など、観たいと思う新作DVDが出ている中、私が1番最初に選んでしまったのが本作だった・・・・。

ゲゲゲの鬼 1


ゲゲゲの森で父親の目玉おやじや仲間たちとのんびり暮らす鬼太郎のもとに、ある日届けられた一通の手紙。
それは恐るべき魔力を秘めた<妖怪石>をめぐり、妖怪界と人間界を揺るがすことになる大事件のはじまりだった。
ひょんなことから妖怪石を手に入れたのは人間の実花と健太姉弟。
石のパワーを手に入れようと、次々に襲い掛かる邪悪な妖怪たちから2人を助けた鬼太郎は、妖怪石を盗んだ張本人として濡れ衣を着せられ、妖怪大法廷にかけられることに。
満月の夜までに石を取り戻せなければ命はない。
今、善と悪、様々な妖怪たちを巻き込み、史上最大の戦いが始まる
!


ウエンツ瑛士主演 「ゲゲゲの鬼太郎」…の続きを読む

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

邦画 | コメント:0 | トラックバック:0 |

藤沢周平著 「隠し剣秋風抄」

藤沢周平著「隠し剣秋風抄」(文春文庫/2004年刊)を読む。

隠し剣秋


隠し剣シリーズ第二弾。
オール読物に1978年〜80年に渡り3ヶ月ごとに掲載されていた短編9作品。
凶々しいばかりに研ぎ澄まされた剣技と人としての弱さをあわせ持つ主人公たちを描く。

古本屋で安く売っていたので購入。
前作である「隠し剣孤影抄」は読んではいないが、一話完結の短編集なので問題はなし。
解説に「粋な筆致の中に深い余韻を残す九篇。」とあるが、まさにその通りだと思う。
一話一話に派手さは無いが、出てくる登場人物たちの揺れ動く心の内がさりげなく描かれている。
特に男女の関わりが事件の端となる話が多く、ただの剣客ではなく、人間味に溢れた男たちの生き様が展開される。
これは面白い。
ちなみに九篇目の「盲目剣谺返し」は映画「武士の一分」の原作。
何故、この地味な作品を映画にしようとしたのかは疑問だが、物語の最後の四行は深く心に沁みる作品である。

FC2 Blog Ranking
e_01.gif


テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

小説 | コメント:0 | トラックバック:0 |

ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー監督 「シン・シティ」

レンタルDVDで「シン・シティ」を観る。

シンシティ1

“罪の街=シン・シティ”で繰り広げられる3人の男たちの愛と復讐をハリウッドスター総出演で描いた異色クライム・アクション。
<EPISODE 1>――その屈強な肉体と醜い容姿から誰も近づこうとしない仮出所中のマーヴ。彼は、一夜の愛をくれた高級娼婦ゴールディを何者かに殺され、復讐に立ち上がる…。
<EPISODE 2>――罪から逃れるため過去を捨てシン・シティに身を潜めるドワイト。ある時、昔の恋人ゲイルが仕切る娼婦街で警察官が殺されるトラブルが起こる。発覚すれば警察との協定は破棄され、娼婦たちは窮地に陥る。
彼女たちを救おうと一肌脱ぐドワイトだが…。
<EPISODE 3>――街の実力者の息子を相手に正義を貫くハーティガン刑事。しかし、相棒の裏切りに遭い無実の罪で投獄される。8年後、出所した彼はかつて救い出した少女ナンシーに再び危機が迫っていることを知り、最後の戦いへと向かう…。



ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー監督 「シン・シティ」…の続きを読む

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

洋画 | コメント:0 | トラックバック:0 |

黒澤明監督 「赤ひげ」

DVDで「赤ひげ」を観る。

赤ひげ1

長崎で和蘭陀医学を学んだ青年・保本登は、医師見習いとして小石川養生所に住み込むことになる。
養生所の貧乏くささとひげを生やし無骨な所長・赤ひげに好感を持てない保本は養生所の禁を犯して破門されることさえ望んでいた。
しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また彼を頼る貧乏な人々の姿に次第に心を動かされていくのだった……。
江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。



黒澤明監督 「赤ひげ」…の続きを読む

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

邦画 | コメント:1 | トラックバック:0 |

荻上直子脚本・監督 「バーバー吉野」

レンタルDVDで「バーバー吉野」を観る。

バーバー吉野 1

そこはどこにでもありそうな小さな田舎町。
誰もが顔見知りで、夕方には町内放送が響きわたるのどかなところ。
当然ここでも小さな共同体ならではのならわしがいくつも存在した。
その一つが少年たちの髪型。
彼らの髪型は町に一軒しかない床屋“バーバー吉野”のおばちゃんによって、前髪をきれいに切り揃えたヘンテコなおかっぱ頭に統一されていたのだ。
それを特別疑問に感じることのなかった少年たち。
ところが、東京からやって来た転校生が髪を茶色に染め、見るからにおしゃれな髪型をしていたのを見た瞬間、彼らは何かに気づいてしまうのだった…。



荻上直子脚本・監督 「バーバー吉野」…の続きを読む

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

邦画 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME |