荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
雫井脩介著 「虚貌」 上巻
雫井脩介著 「虚貌(上)」(幻冬舎文庫/2003年刊)を読む。
二十一年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。
社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。
間もなく、解雇されていた従業員三人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えたが…。
恐るべきリーダビリティーを備え、ミステリー小説界を大いに賑わせた、怪作にして傑作。
二十一年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。
社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。
間もなく、解雇されていた従業員三人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えたが…。
恐るべきリーダビリティーを備え、ミステリー小説界を大いに賑わせた、怪作にして傑作。
今まで色々な小説を読んで、残虐なシーンには慣れていると思っていた私でも本作の冒頭シーンには驚かされた。
描写がグロい訳ではないのだが、こんなにも短絡的に人を殺そうとする犯人たちの心情に恐怖と嫌悪を感じずにはいられなかった。
ここは著者の上手さと言うところだろうか。
読む側を一気に惹きつけ、テンポの良い展開。
ページをめくる手が止まらず、一晩で読み終わる。
だが
上巻では今後どのように物語が進むのかが見えてこない。
復讐劇が中心となるのだろうが、その背景やトリックはいまだに分からない。
タイトルの「虚貌」の意味もまだだな・・・。
思っていたより登場人物が増えているので、これを収束させるのも大丈夫だろうか。
非常に面白く続きが楽しみなのだが、著者の作品をほとんど読んだことが無い私にとって、批評の“怪作”ってのがとても気になるし、心配である・・・・。
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描写がグロい訳ではないのだが、こんなにも短絡的に人を殺そうとする犯人たちの心情に恐怖と嫌悪を感じずにはいられなかった。
ここは著者の上手さと言うところだろうか。
読む側を一気に惹きつけ、テンポの良い展開。
ページをめくる手が止まらず、一晩で読み終わる。
だが
上巻では今後どのように物語が進むのかが見えてこない。
復讐劇が中心となるのだろうが、その背景やトリックはいまだに分からない。
タイトルの「虚貌」の意味もまだだな・・・。
思っていたより登場人物が増えているので、これを収束させるのも大丈夫だろうか。
非常に面白く続きが楽しみなのだが、著者の作品をほとんど読んだことが無い私にとって、批評の“怪作”ってのがとても気になるし、心配である・・・・。
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌
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