荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

舞城王太郎著 「世界は密室でできている。」

舞城王太郎著 「世界は密室でできている。:THE WORLD IS MADE OUT OF CLOSED ROOMS」(講談社ノベルス/2002年刊)を読む。

世界は密室で


「何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそう言うのでどうやら僕は煙であるようだった。」
煙になれなかった「涼ちゃん」が死んで二年。
十五歳になった「僕」と十四歳の名探偵「ルンババ」が行く東京への修学旅行は僕たちの“世界と密室”をめぐる冒険の始まりだった!
『煙か土か食い物』の舞城王太郎が講談社ノベルス二十周年に捧げる極上の新青春エンタ。
もう誰も王太郎を止められない。



「煙か土か食い物か」では、名探偵として登場するも、何も活躍できず犯人に殺された“ルンババ12”。
彼の青年時代を描いた作品。
グロテスクと猥雑さ、爽やかさと繊細さを兼ね備えた世にも珍しい青春ミステリ。
何人かが評しているように、サリンジャーの「ライ麦畑」を髣髴させるが、独特な台詞回しやスピード感は著者の特徴だろう。
(二冊しか読んでないけど・・・)
これだけハチャメチャなのに最後は切なくも爽快で、不覚にも目頭が熱くなるのはすごい。
タイトルの意味も読めば納得。

とても面白かった。

とは言え、ミステリの部分はぶっ飛び過ぎて、

「なんじゃ、コリャ!」

と叫びたくなるほどのアクロバット(?)。
正直言ってついて行けません。
あっ、そうか
だから、「新青春エンタ」って書いてるんだな。
(エンタって・・・便利な言葉だな)

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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

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