荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

北野武監督 「アウトレイジ」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

レンタルDVDで映画「アウトレイジ」を観る。

アウトレイジ1-1

関東一円を仕切る巨大暴力団組織、山王会。

その若頭である加藤は、傘下の池元組と弱小ヤクザ、村瀬組の接近を警戒し、組長の池元に村瀬組を締めるよう命じる。

そこで池元は、配下の大友組にそれをそのまま丸投げ。

弱小組織ながらも武闘派の大友組は、毎度、池元からやっかい仕事ばかりを押しつけられていた。

さっそく村瀬組を締め上げにかかる大友組だったが…。


★★★★★・・・・・

のっけから圧倒的な緊張感で進む物語は見る側を飽きさせずノンストップでラストまで疾走する。

いつもは笑いを挟みメリハリをつける監督が今回の画面は全編ほぼ暴力シーンの連続。

心臓の悪い方はご注意を。

とは言えバイオレンスシーンを見慣れているスレた映画ファンが見ると・・・1つ1つはそれほどショッキングな場面では無い。

凝った演出の残酷なシーンはあるものの本作で一番心臓に悪いのは、理不尽に繰り返される暴力への恐怖であり、次に何が起こるのか分からない不気味さである。

本作の登場人物たちはただひたすら殺し合うが、そこにそれぞれの心理描写は無い。

だから観ている側はどこにも感情移入は出来ず、ただ繰り返される暴力に耐えながらも目を奪われる。

確かに監督第1作目を彷彿させる、らしいと言えばらしい作品である。

しかし今までと違うのは

監督が観る側に考える余地をあたえず、ただひたすら観客を不快にさせようとしている事である。

同じように暴力シーンの多かった「ソナチネ」「BROTHER」では感じなかった監督のあざとさが今回は妙に鼻についた。

今までの監督作品の中で一番不快な映画である。

「2」が出来ると聞く。

何故、これをまた作る必要があるのか?

とても疑問である。

アウトレイジ2-1

※俳優ビートたけしも本作ではその精彩に欠ける気がしたのは私だけだろうか?

◆「アウトレイジ」  2010年/日本 【109分】
監督:北野武 脚本:北野武 音楽:鈴木慶一 出演:ビートたけし/椎名桔平/加瀬亮/小日向文世/北村総一郎/塚本高史/板谷由夏/中野英雄/杉本哲太/石橋蓮司/國村隼/三浦友和/柄本時生

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