荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

ユン・ジェギュン監督 「TSUNAMI-ツナミ-」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

レンタルDVDで映画「TSUNAMI-ツナミ-」を観る。

20160706-001

遠洋漁業に出ていて2004年のインドネシア大津波に遭遇した際、幼なじみのヨニの父を助けられなかったことが原因で、ヨニに自分の想いを伝えられずにいるマンシク。

それでもついに、ヨニへのプロポーズを決意する。

一方、マンシクの弟でリゾート・ビーチ“ヘウンデ”で海洋救助隊員として活動するヒョンシクは、救助した女性ヒミからの猛烈アタックに困惑していた。

そんな中、地質学者のキム博士は、ヘウンデ一帯の地殻の異常を察知し、再三にわたり巨大津波への警戒を訴えるのだったが…。


★★★★★★・・・・(6/10)

高さ100mのメガ津波に襲われた沿岸のリゾート地を舞台に、未曾有の災害の前後で繰り広げられる様々な人々の人間模様を並行して描く韓国製パニック・ムービー。

TSUNAMI2-1

韓国では「グエムル-漢江の怪物-」以来3年ぶりの観客動員数1000万人を超えたヒット作品らしい。

「グエムル」が好きな私は大いに期待して鑑賞。

出だしは韓国らしく感情的でベタな人間模様。

登場人物たちの関係・・・恋人、元夫婦、親子等・・・を笑いを交えながら掘り下げて行く様は「あれ、俺、韓流ドラマ観てるいんだっけ?」と感違いしてしまいそうになる。

それらしい災害の情報はポツポツと挟まれるし、データに基づいて観測員が警告しても取り合ってもらえないお決まりのパターンとかはあるのだが、どうも緊迫感に欠ける。

この手の映画は「来るぞ、来るぞ」って観客を徐々に盛り上げて行くものだが、開始から1時間経ってもテンションの上がる気配は無い。

正直、早回ししようかと思った時にやっとメガ津波登場。

ハリウッドの協力を得て制作されたCGは確かに凄い。

津波が次々と人を飲みこんで行く場面には待ちに待っただけに拍手喝采。

だが・・・・

これがあまり怖くはないのだ。

テンションが上がっていないせいもあるし、パニックシーンでも笑いを挟む本作の演出のせいもあるだろうが、一番は

本物の恐ろしい津波の映像を既に観てしまっているから

だと思う。

こんなに波は高くは無いし、こんなに動きがスピーディでもない。

でも、飲みこまれたら絶対に助からないと思わせる、あの本物の津波の圧倒的な重量感。

無意識にそれと比べている自分がいる。

そう気が付くと・・・全然楽しめなくなった。

一気に醒めてしまった。

逃げ惑う人々も流される死体もみんな作り物に見える(そうだけど)。

感動的な場面もどこか白々しい。

いや・・・一回こんな気持ちになっちゃったらもうその映画は観れないよ。

津波で助かった人たちが町の再建を誓うラスト。

その瓦礫の山さえもキレイ過ぎるように観えてしまった。

◆「TSUNAMI-ツナミ-」 2009年/韓国 【107分】
監督:ユン・ジェギュン 脚本:ユン・ジェギュン 音楽:イ・ビョンウ 出演:ソン・ギョング/ハ・ジウォン/パク・チョンフン/オム・ジョンファ/イ・ミンギ/カン・イェウォン/キム・イングォン

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