荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

Category: ★日本映画 >   11~15年作品

Comment (0)  Trackback (0)

鈴木太一監督 「くそガキの告白」

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012」会場で映画「くそガキの告白」を観る。

kusogaki1-1

馬場大輔、32歳。

人よりブサイクな自身の顔に勝手に強いコンプレックスを持ち、いい歳して自分の苛立ちを周りの物に当たり散らす、くそガキ野郎。

映画監督を夢見ているが、「映画で言いたいことがないなら映画監督を目指すのなんてやめちまえ」と言われて何も言い返せない。

「俺の世界観!」と格好つけているくせに映画を撮ろうともしない。

実は何で映画監督を目指しているのか、自分でもよくわからない。

家では二人暮らしの母親に、「いいかげん自分の食いぶちくらい自分で稼ぎなさい。

三十すぎてみっともない!」と文句を言われる日々が続いている。

木下桃子、25歳。

占いやおまじないが好きな女の子。

中学生のときに観た学生映画『LOVEZONE』に魅了され女優を目指す。

それは彼女が生まれて初めて持てた夢だった。

高校卒業後すぐに芸能事務所に所属するも女優の仕事はほとんどない。

オーディションには落ち続け、たまに出演できてもエキストラ的な役名のない役ばかりだ。

そんな彼女は今日も撮影現場で笑顔をふりまいている。

ある日、そんな二人が撮影現場で出会う。

そこから奇想天外な物語の幕が開く。


★★★★★★・・・・


kusogaki2-1

本作は

自分の証をこの世に残したいのに残せない、叶わぬ夢と押し寄せる非情な現実、そんな世界のなかでもがく男女の恋と青春を描いた作品。

途中でホラーやファンタジー的な要素は加わっているものの、基本的にはダメ男の自虐的な青春コメディである。

何かさ・・・最近多いよね、そんな物語が。
その手の話には食傷気味なんだけど、監督と主演のキングオブコメディの今野浩喜がステージに来るって言うので観に行ったら

これがなかなかの映画。

監督の熱き想いの入った脚本や演出もさることながら、その熱くてウザい想いを画面いっぱいにぶちまけた主役の今野浩喜がとても良かった。

何と言っても彼のその顔と声。

“ブサイク”とは思わんが“くそガキ”にはピッタリなその顔と、ちょっとしゃがれた憎たらしい声。

自伝的作品なのに「自分はこんなに不細工ではない」と監督は言っていたが、この作品は彼の怪演無しでは成立しなかったと思う。

細かい所を言えば色々と疑問が残る荒い脚本なんだけど、彼のパワーと勢いで最後まで飽きる事無く鑑賞出来た。

共演の田代さやかって女優さん(知らんかった)も中途半端に地味で可愛くて・・・・失礼ながら売れない女優の役はピッタリだったと思う。

面白かった。

ただ、鑑賞後のインタビューで

今野浩喜が真面目でちゃんとしていたのが、今作品を観終わった我々にとってはギャップがありすぎて、ちょっと冷めたかな。

あれだけみっともなかった主人公がステージでは結構カッコ良く見えて・・・。

◆「くそガキの告白 :THE BRAT!」 2011年/日本 【94分】
監督:鈴木太一 脚本:鈴木太一 出演:今野浩喜(キングオブコメディ)/田代さやか/辻岡正人/今井りか/仲川遥香(AKB48)/北山ひろし/高橋健一(キングオブコメディ)/石井トミコ

ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

バナー0720

スポンサーサイト
テーマ : 邦画  ジャンル : 映画

Comments






プロフィール

Tommy荒野

Author:Tommy荒野
わかちゃいるけど
やめられない。

月別アーカイブ
FC2カウンター
FC2ブログランキング
ブロとも申請フォーム
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
フリーエリア
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログ内検索

1234567891011121314151617181920212223242526272829303108 2017