荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

舞城王太郎著 「好き好き大好き超愛してる」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

舞城王太郎著 「好き好き大好き超愛してる」(講談社ノベルス/2006年刊)を読む。

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僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。

それぞれの願いを叶えてほしい。

温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。

最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。僕は世界中の全ての人たちが好きだ。(本文より)

ゼロ年代デビュー、“ゼロの波の新人”の第一走者が放つ、「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。


★★★★★★★・・・ 

併催されている「ドリル・ホール・イン・マイ・ブレイン」から読み始めたが・・

正直、まったく解からん。

この物語に意味はあんの?

それとも私が理解できないだけ?

全然面白くは無かった。

で、しばらくほっといていたが、

表題作である本編は驚いたことに“芥川賞候補作”だと聞き、それならばと再読。

本作は「序文」プラス「智依子」「柿緒Ⅰ」「佐々木妙子」「柿緒II」「ニオモ」「柿緒III」と言う6つの物語で構成される恋愛小説。

しかし、著者らしいと言うか・・・「柿緒Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」は現実世界が舞台の連作で、それをSFともファンタジーともとれるシュールな作品で挟めていて・・・最初はこの形式の意味が判らない。

しかし読み進める内にそれに気付き、気づいたらもうそのメタメタな世界に引きずり込まれる・・・か?

う~ん。

これは(も?)読む人を選ぶ作品だな。

私はとても面白かった。

ハチャメチャながら感動させるし、ちょっとウルッときたフレーズもあったし。

芥川賞に選考された意味も判った気がするが、芥川賞を獲れなかった理由も判る気がする作品。

とりあえず言えるのは

舞城王太郎は純文学じゃ無い!

って事かな。



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