荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

石川優吾著 「スプライト」 第1~7巻

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

石川優吾著「スプライト」第1~7巻(小学館/ビッグコミックス/2010~2011年刊)を読む。

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突然襲った大地震…その後、周囲を浸していた「黒い水」が消え去った後に、主人公・スーたちの前に現れたのは、『定礎2059年…』と書かれた礎石がある「未来」と思われる世界。

そこは、人間が急速に老化するという現象が起き、人類が滅亡の危機に瀕している荒廃した街だった!!

…空白の約50年。

自分たちの家族はどうなったのか?

スーたちは、「昨日まで住んでいた家」へ向かった。

そこに待ち受けていたのは!?

…1、2集は発売後即増刷という大反響を得た超常パニックストーリー、更なる驚愕が待ち受ける!!


何かの漫画批評で褒めていたので第1~7巻を一気読み。

「ストーリーはそこそこ面白いがパッとせず、絵は上手いがキャラに魅力が無い。

それが数年前までの著者の作品に対する私の印象だ。

いくつかアニメ化された作品もあると聞いたが・・・観た事は無い。

そんな著者がとうとうブレイクした?と思い、期待して読んだ。

最近読んだ「アイアムアヒーロー」やかつて読んだ「ドラゴンヘッド」などのパニック・サバイバル物を想像していたが、どうやら“時間”がキーワードになっていて、そうするとどうしてもあの名作「漂流教室」を彷彿させる。

作中登場する異形の虫型モンスターなどはモロに「漂流教室」を思い出し、ちょっとガッカリ。

時間が意思を持ち具現化する設定や人が老化する奇病により大人と子供が隔離される世界などのアイデアは斬新である。

しかし何だろう。

この物足りなさは。

う~ん、考えるに

たぶん緊張感。

ハートフルなギャグを得意としてきた著者は多分優しい人なのだろう。

本作では極限状態に置かれた人々のドロドロした人間関係とか私利私欲で奪い合うサバイバル要素は少ない。

そのため主人公たちの緊張感は薄く、その行動はどこか不自然で行き当たりばったり。

そしてそれはイコール恐怖心であり、設定は恐ろしいのに・・登場人物たちの恐怖がイマイチ伝わらない。

この物足りなさがとても残念に思える。

まだ結末まで先は長いと思う。

「漂流教室」もあのラストがあったからこそ、ただの恐怖マンガと一線を画する名作となったので、本作も今の段階では評価は出来ないのだが。

これからも読み続けるので・・・著者には頑張って欲しいと思う。

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