荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

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高橋克彦著 「京伝怪異帖」

高橋克彦著「京伝怪異帖」(文春文庫/2009年刊)を読む。

京伝怪異帖 (文春文庫)京伝怪異帖 (文春文庫)
(2009/07/10)
高橋 克彦

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伝蔵こと、稀代の人気戯作者・山東京伝が、風来山人・平賀源内、安兵衛、蘭陽らの仲間とともに、奇怪な事件に挑む。

源内秘蔵の天狗髑髏にまつわる奇談、生きては帰れぬ地獄宿、恋女房に取り憑いた悪霊、そして背後に見え隠れする権力者の陰謀―。

多彩なキャラクターが縦横無尽に活躍する、痛快時代ミステリー。


★★★★★★・・・・ 


“平賀源内の獄中死“の謎を人気戯作者・山東京伝とその仲間が看破し、源内と共に世間を騒がす奇怪な事件に挑む連作5篇。

最初は探偵役の源内がガリレオのごとく科学的に事件を解決するのかと思いきや、著者らしく生霊、悪霊など不思議なものは不思議なものとして存在する正に「怪異」な物語。

第1話から最終話まで作中12年の歳月が経っており、その間、権力者が失脚し、政治が変わり、その影響が町人文化にも関わって行く社会的背景を取り入れたエピソードはさすがに著者であり、その時代の有名人たちが一同に会す展開は歴史好きにはたまらない。

また、死んだはずの罪人である源内を庇護する者もその時々で変わり、彼自身の立場も1話1話でころころと変わるのも興味深い。

ただ、全体的に「凄く面白いか?」と問われるとちょっと微妙で・・・面白いのだがどこか盛り上がりに欠け、高橋作品としては今ひとつと言うのが本音である。

まぁ、次々と登場する脇役があまりに有名人過ぎて、短編と判っていながらそれ以上の期待をしてしまったせいもあるだろうが。

実は私は平賀源内と言う人物をあまりよく知らなかった。

“エレキテル”と“土用の丑”は有名だが、「だから何?」って程度。

それが最近、別の本であんな事もこんな事もやったトンデモ無い天才だと知り非常に興味が湧いた。

そうしたら

言ってもいないのに知人がこの本をくれ、その頃からBSでドラマ「翔んでる!平賀源内」(1989年)の再放送が始まった。

先日は本作を読んでいたら、いきなりテレビで平賀源内の説明が始まりあまりのタイミングの良さに驚いたが「なんでも鑑定団」でちょうど源内焼(焼き物)が登場しその解説だった。

今まで気が付かなかったが

平賀源内って思っている以上に色々と取り上げられる人物なのね。



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