荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

真保裕一著 「ボーダーライン」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

真保裕一著「ボーダーライン」(集英社文庫/2002年刊)を読む。

ボーダーライン (集英社文庫)ボーダーライン (集英社文庫)
(2002/06/20)
真保 裕一

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ロサンゼルスの日系企業で働く探偵のサム永岡は、一人の若者を探すように命じられた。

国境に近い町で見つけた彼は、天使のような笑顔を見せながらいきなり発砲してきた―。

人としての境界を越えた者と、そんな息子の罪を贖おうとする父親。

ふたりにかかわった永岡もまた、内なるボーダーラインを見つめる…。

重層的なテーマが響く傑作長篇。


★★★★★★★・・・

「小役人シリーズ」もハードボイルドって言えばそうだけど、著者の探偵モノってのは今まで無かったかな。

本作はアメリカを舞台に日本人探偵が活躍するストレートなハードボイルド

・・・にすれば良かったのに、そこにちょっと重過ぎる(大き過ぎる?)テーマを入れてしまった為に全体がボケてしまった作品かな。

文章も構成も読みやすく2日で読了。

アメリカの探偵がクールにリアルに描かれていた前半に比べ、後半はかなり浪花節の印象。

親子関係が物語に大きく関わるのだが、そこが説明すれば説明するだけ空回りした感があり、読む側に上手く伝わって来ない。

それ以外は文句の無い出来で、探偵物好きの私はとても面白く読めた。

残念なのは主人公を含め脇役も魅力的だったので・・・本当はもう2~3作シリーズ化して欲しかったのに・・・・このテーマでこのラストでは次回作は絶対ないね。



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