荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

宮部みゆき著 「楽園」 (上・下)

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

宮部みゆき著 「楽園」(上・下)(文春文庫/2007年刊)を読む。

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「模倣犯」事件から9年が経った。

事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、荻谷敏子という女性が現れる。

12歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。

少年は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという―。


★★★★★★★・・・

始まりは著者の「龍は眠る」や「クロスファイア」に代表されるいわゆる“超能力モノ”だと思って読んでいた。

それ故に「楽園」と言うタイトルが超能力とどう繋がるのか不思議であった。

また所々で挿入されている進行形のエピソードも犯罪の予感はするがそれが超能力とどう関わってくるのかが見えなかった。

そしたら中盤より物語は16年前に起こった殺人事件の真相解明へと向かう。

物語の流れとしての不自然さはないのだが・・・こちらが期待した展開とは大きく外れる。

それはそれで惹き付けられるのだが、一度そっちの方向に行った頭を切り替えるのに苦労したのは確か。

そのため途中はちょっと中弛み。

だが、後半は一気に事件の真相が見えて来て、1つの物語として感動的なラストを迎える。

面白かったのだが・・・

なんかシックリと来ないんだよな・・・宮部作品にしては。

あの絵の謎も曖昧だし。

宮部作品にハズレ無し!

と思っていたのだが、このごろちょっと物足りないと思う作品が。

こっちのハードルを上げ過ぎているのか、それとも作者が・・・・?

 

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