荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

及川中監督 「吉祥天女」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   3 trackback

録画した映画「吉祥天女」を観る。

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(2007/12/21)
鈴木杏、本仮屋ユイカ 他

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昭和45年春、古都金沢。

17歳とは思えない妖艶な美貌で見る者を惹きつけるミステリアスな少女・叶小夜子。

ある理由で実家を離れて育った彼女が12年ぶりに叶家へと戻ってきた。

彼女の不思議な魅力に、女たちは憧れ、男たちは翻弄されてゆく。

遠野家の対照的な2人の兄弟、兄・暁と弟・涼もそんな小夜子に強く惹かれていく。

一方、クラスメイトの麻井由似子は小夜子を慕い、友情を育んでいくのだが…。


★★★★★★・・・・

吉田秋生の同名傑作コミックを「花とアリス」の鈴木杏主演で映画化したミステリアスな幻想譚。

誰もが心奪われる美貌を持つ一人の少女が背負う悲しき宿命の行方を幻想的に綴る。

原作漫画はかなり昔に読んでいる。

ストーリーはあまり憶えていないが、美しく妖しいキツネ目の主人公の表紙が印象的だった。

吉祥天女3-2

そのイメージがあったので、映像化された本作のキャストを見た時は

「なんで主役が鈴木杏!」

と思ってしまったのも仕方の無い事である。

そのせいもあって、今まで観ていなかったのだが・・・・

なかなか良いわ、コレ。

全然期待していなかった分、とても面白く鑑賞出来た。

レトロで幻想的な雰囲気作りは決して成功していた訳では無いが、出演者たちがみなこの世界観に入っていたように思う。

原作とは似ても似つかない主人公も、鈴木杏の上手い演技でまた別の小夜子像を作っていた(目・・・だね、この子は)。

吉祥天女1-1

逆に本仮屋ユイカや勝地涼は原作通りって感じで違和感なし。

吉祥天女1-2

ただ、ストーリーは原作を読んでいない人も途中より先が見えてしまうだろうし、最後のどんでん返しも今一つなのは・・・・まぁ、それも原作通りなのか。

ちょっと感動的なラストは本作で唯一漫画を超えた場面かな。

だからと言ってコレが漫画の映像化として成功か?と言えばそうでは無く

1つの物語としてもちょっと物足りない中途半端な出来。

一番の原因は

監督は主役を杏ちゃんに決めた時点で、原作とはまるで別の「吉祥天女」を創るべきだったと思うよ。

◆「吉祥天女」 2006年/日本 【116分】
監督:及川中 原作:吉田秋生 脚本:及川中 撮影:柳田裕男 音楽:神津裕之 主題歌:スーザン・オズボーン 出演:鈴木杏/本仮屋ユイカ/勝地涼/市川実日子/深水元基/津田寛治/嶋田久作/江波杏子



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