荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

道尾秀介著 「シャドウ」 

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

道尾秀介著「シャドウ」(創元推理文庫/2009年刊)を読む。

シャドウ (創元推理文庫)シャドウ (創元推理文庫)
(2009/08/20)
道尾 秀介

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人間は、死んだらどうなるの?―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの?―いなくなって、それだけなの―。

その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。

父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。

夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。

そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが…。

父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?

話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作。


★★★★★★★・・・

私の中の “読んだ事の無い作家の作品を読もうキャンペーン”第5弾。

やっぱり創元推理文庫。

内容を知らないまま読み始めたため

「直木賞作家だと記憶しているのですが・・・これはミステリですよね?」

と戸惑いながら読みました。

登場人物たちの一人称で語られるストーリーは読みやすかったのですが、物語のエンジンがかかるまでが長く、冒頭はちょっと退屈です。

しかし伏線らしい部分がちらほらと見え始めた辺りからストーリーは一気に加速し、積み上げられたピースが気持ちの良いように次々とはまり、最後にはどんでん返しが用意されています。

構成や描写に突出して上手い部分は感じさせないし、リアル感や臨場感ましてや重厚感は希薄ですが、一気に読ませる面白さを持った作品だと思います。

とても面白く読みました。

ただ正直言って

「第7回本格ミステリ大賞」受賞作らしいですが、私にとっては印象の薄い作品でした。

また「シャドウ」の意味は理解できましたが、何故それがタイトルなのか不思議なため、タイトルを聞いても内容を思い出せないかもしれません。

次に著者の作品を読むのは直木賞受賞作品にしたいと思います。

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