荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

工藤栄一監督 「十一人の侍」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

録画した映画「十一人の侍」を観る。

20121007-7  十一人の侍 [VHS]

館林藩主・松平齊厚の短気が原因で家老・阿部正由が殺された。

次席家老・榊原帯刀はこれを提訴したが認められず、仙石隼人に齊厚暗殺を命ずる。

隼人は同志9人を引き連れて江戸に上り、暗殺計画を練る。

計画は一旦頓挫したものの、ついにチャンス到来。

豪雨の中で悽惨な死闘が繰り広げられる。


★★★★★・・・・・

20121007-8

サッカーのお話ではありません。

集団抗争時代劇のジャンルを確立した工藤栄一監督3部作の1本です。

先日、三池監督の「十三人の刺客」を観て、オリジナル版も観たいと思っていた所、BSで本作が放映されたので録画しました。

バカ殿暗殺と言うプロットはほぼ同じなので、後は敵味方それぞれのキャラの魅力と暗殺方法が物語の鍵なのですが・・・う~ん、どうでしょう。

主人公と妻、その弟のエピソードは泣かせますが、それ以外のキャラは印象に薄いです。

本当に11人いたのでしょうか?とも思えてしまいます。

逆に後半登場する11人目の侍はキャラが濃過ぎて1人だけ浮いています。

今回のお家騒動に関係ない彼にも同志となる理由があるはずですが、「親兄弟がどっかのバカ殿に殺されたらしい」位しかその過去は語られません。

また、バカ殿側の優秀な家老も頭の切れる悪役としては印象に薄いです(佐藤慶さんがやればよかったのに)。

それでもこの家老のせいでしょうか?主人公たちはことごとく暗殺に失敗します。

これが歯痒いです。

最後には言い出しっぺの家老に暗殺を止められる始末です。

ここら辺の件は物語としては面白いのですが、主人公たちが大がかりな仕掛けを用意していた分、こちらとしては拍子抜けします。

そして、ラストは仕掛けも何も無い雨の大乱闘です。

なかなか魅せる場面もあるのですが・・・先ほどの期待が大きかったもので・・・ちょっと物足りなく感じます。

全体的には面白く鑑賞出来ましたが、観て無いながらも「十三人」よりも見劣りがする作品の様な気がします。

◆「十一人の侍」 1967年/日本 【100分】
監督:工藤栄一 脚本:田坂啓/国弘威雄/鈴木則文 撮影:吉田貞次 音楽:伊福部昭 出演:夏八木勲/里見浩太郎/南原宏治/西村晃/大友柳太郎/宮園純子/大川栄子/菅貫太郎

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