荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

秦建日子著 「殺してもいい命 刑事 雪平夏見」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

秦建日子著「殺してもいい命 刑事 雪平夏見」(河出文庫/2011年刊)を読む。

殺してもいい命---刑事 雪平夏見 (河出文庫)殺してもいい命---刑事 雪平夏見 (河出文庫)
(2011/07/05)
秦 建日子

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「殺人ビジネス、始めます。新規開業につき、最初の三人までは、特別価格三〇万円でご依頼お受けします」

左胸にアイスピックを突き立てられた死体の口には、赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。

殺された男の名は…雪平夏見、最も哀切な事件が幕を開ける。


★★★★★★・・・・

「刑事 雪平夏見シリーズ」の第3弾です。

「雪平夏見」と聞いて思い当たる人もいるかもしれませんが、そう、あの篠原涼子が主演していた刑事ドラマ「アンフェア」の主人公の名前です。

だからと言って本作はドラマや映画の原作ではありません。

テレビは小説の第1弾「推理小説」を部分的に使用しているだけであとはオリジナルの脚本です。

続編を造るたびにムチャクチャな設定を付け加え、自らその世界観を崩壊させた馬鹿なドラマとは違い、小説の方は割としっかりとしたハードな刑事小説になっています。

個人的には、昨年大分で実際に起こった幼児失踪事件が、第2作目の「アンフェアな月」に似ていたのでとても印象に残っています。

本作は主人公の元夫が殺されると言う意外な展開で幕を開けます。

視覚的な文章なのでとても読みやすく、最後まで飽きる事無く読了出来ました。

なかなか面白かったです。

しかし、斬新だった「殺し屋の広告」と言うプロットが最後まで生きて来なかったのが私としては期待外れでした。

また、犯人の動機などは東野圭吾氏の「白夜行」を彷彿させましたし、途中で「あれ、これ木村多江さんがやっていた役?」と勘違いする様な、なんとなくテレビの「アンフェア」を思い出させる内容でした。

続編に引っ張って行くラストシーンもちょっとあざといかな。

・・・・・

とか言いながらも

きっと次回作も読むでしょう。

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