荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

早瀬マサト著 「小説仮面ライダーEVE2 哀哭篇」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

原作:石ノ森章太郎 ストーリー:早瀬マサト イラスト:紺野直幸 「小説仮面ライダーEVE② 哀哭篇」(講談社/2007年刊)を読む。

20121103-5
小説仮面ライダーEVE〈2〉哀哭篇 (KCピース)

門脇純はショッカーによって、自然現象を操る能力を持った怪人=ガイボーグに改造された改造人間だった。

人間を守ることで、自分の存在を確立しようとする純に、ショッカーの怪人たちが次々と襲いかかる。

ある朝、純は猫の姿の怪人を発見した。ネコ怪人を追った純は、そこで自分によく似た男に出会った。

その男こそ、30年前に生き別れた父、門脇純一郎だった。

純一郎もまた、ショッカーに改造され、改造人間になっていたのだ。

「ショッカーに戻れ」と諭す父。

果たして純の決断とは…。

物語はいよいよクライマックスへ。

石ノ森章太郎が遺したアナザーストーリーここに完結。


★★★★★・・・・・ 

古本屋で105円だったので購入。

故石ノ森章太郎先生の遺稿を基に小説化した新仮面ライダーの物語。

立花藤兵衛やFBIの滝、ライダー1号・2号の設定などは漫画版に準じていて、往年のファンはいやが上にも燃えます。

結構古いプロットらしく、主人公が記憶喪失だったり、力を秘めた2つの石を奪い合う攻防等は「仮面ライダーBLACK」のそれを彷彿させます。

自然を操るガイボーグの能力は「仮面ライダーJ」の元ネタでしょうか?

本作ではショッカーの首領の正体がキッチリと描かれており、曖昧に終わった漫画版にはっきりとした終止符を打っています。

そう言う所は面白く読めました。

ですが

これが漫画で無いのが本当に残念でありません。

ハッキリ言うと

小説として不出来です。

漫画であればストーリーの多少のアラは絵による説得力で誤魔化しきれますが、文字となればそうはいきません。

おまけに文章として「?」と思える部分や、かなり唐突な展開もあったりしました。

何らかの理由で無理やり2冊に纏めようとしたのか後半はかなり駆け足の感があります。

私が拍子抜けしたのは旧ライダーが集合する場面。

ファンにとっても一番盛り上がる所なのに・・・・いきなり仲間割れ(?)は無いのではと思いました。

また、ガイボーグの自然を使った特殊能力もあまり活躍の場が無かったように思えます。

(最後に爆発するかと思ったが・・・ライダーキックなのね)

やはり「仮面ライダー」は漫画や実写でなければ、そのスピード感やダイナミックさに欠けると再認識した1冊です。

20121103-2
挿絵はこんなにカッコイイのに・・・・

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