荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

島田荘司著 「エデンの命題」

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島田荘司著「エデンの命題」(光文社/カッパノベルス/2005年刊)を読む。

エデンの命題 The Proposition of Eden (カッパノベルス)エデンの命題 The Proposition of Eden (カッパノベルス)
(2005/11/22)
島田 荘司

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アスペルガー症候群の子供たちを集めた学園から、少女が消えた。

残されたザッカリ・カハネの元に届いた文書に記されていたのは、世界支配に取り憑かれた民族の歪んだ野望と、学園の恐怖の実態だった。

生きるため、学園を脱出したザッカリを待ち受ける驚愕の真実――。

ほかに、「21世紀本格」の嚆矢となった「へルター・スケルター」を収録した歴史的傑作中編集!


★★★★★★・・・・

「エデンの命題」は

謳い文句のごとく主人公に突き付けられる“驚愕の真実”が一番の見所なのですが、このネタが結構使われているお話で・・・私は確か漫画・小説・映画などで観た事があり・・・・予想した通りの展開でした。

前半長々と語られる水~宇宙~人類の起源~旧約聖書の話しはこの“驚愕の真実”にリアル感を持たせる為の演出なのですが、何せ最後のオチが「全部ウソだった」と言うモノなので、こちらとしてはただ単に著者のウンチクに付き合った感が否めません。

とどのつまりは“驚愕”でも“真実”でも無かったのですから、大風呂敷を広げた著者の奇想を期待していたファンとしては肩すかしをくった気分でした。

「へルター・スケルター」は

記憶を失った男が、女医との会話を通じて過去の犯罪の記憶を取り戻す物語です。

淡々とした尋問形式の会話の中で、段々と男の犯罪が明らかになる様はドキドキするし、途中より知った(?)名前が登場したかと思うと、ラストで意外などんでん返しが待っています。

気持ちよく騙された感があって、とても面白かったです。

テーマの大きさにしても作品のページ数にしても「エデンの命題」の方が表題作に相応しいと思うのですが、内容的には「へルター・スケルター」の方が良く出来た中編だと思います。

20130201-111

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