荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

トマス・H・クック著  「闇に問いかける男」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

トマス・H・クック:著 村松潔:訳 「闇に問いかける男:The Interrogation」 (文春文庫/2003年刊) を読む。

20160325-012

幼女殺害の容疑者、取調べる刑事たち、捜査過程で浮かぶ怪しい人物……

すべてが心に闇を抱えこみ、罪と贖いがさらなる悲劇を呼ぶ。


★★★★★★★・・・(7/10)

もともと海外小説はあまり読まない私ですが、それでも昔は4冊に1冊ぐらいは話題の洋書を買っていました。

新刊で本を買わなくなって、定価で本を買わなくなって、そうすると安価で買った本がハズれるのが怖くなり・・・・

結局、ここ数年、海外小説と言えばトマス・H・クックとスティーヴン・キングとロバート・B・パーカーのローテーションになっています。

今回もそう。

2003年の週間文春ミステリーベスト10の第8位で「このミス」11位の本作を古本屋で見つけ購入。

面白く無い訳がないと言うのが理由です。

ただ、いままで読んだクックの作品とはちょっと違い、各章の冒頭に時計のイラストを設けたタイムリミット・サスペンス。

一晩に渡る取調べや登場人物たちのエピソードの数々が時間を追って語られます。

ここら辺は著者らしく、それぞれの切なく暗い人間ドラマがいろいろな形で展開します。

そして最後には意外な大どんでん返し。

とても面白かったです。

ネタバレになるので多くは語れませんが

何とも言えないこの救いの無さが著者の作品の魅力です。

ただ・・・一つ気になったのは

原題は「尋問」とか「取調」の意味なのでしょうが、どうしてこの様な邦題にしたのでしょう。

どうもこの出版社はクックの邦題に「男」とか「女」とか「記憶」とかをくっ付けてシリーズっぽくしたがる傾向にありますね。

それって作者に対し、とても失礼な事では無いのでしょうか?

◆Thomas H. Cook 「Nterrogation」 (2002/USA)

トマス・H・クック読了作品一覧

ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

バナー0720
スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://arazatu.blog48.fc2.com/tb.php/2793-8db44b67