荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

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逢坂剛著 「禿鷹の夜」

逢坂剛著 「禿鷹の夜」(文春文庫/2003年刊)を読む。

禿鷹の夜 (文春文庫)禿鷹の夜 (文春文庫)
(2003/06)
逢坂 剛

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信じるものは拳とカネ。

史上最悪の刑事・禿富鷹秋―通称ハゲタカは神宮署の放し飼い。

ヤクザにたかる。

弱きはくじく。

しかし、恋人を奪った南米マフィアだけは許せない。

痛快無比!

血も涙もひとかけらの正義もない非情の刑事を描いて、読書界を震撼させた問題作。

本邦初の警察暗黒小説の登場。


★★★★★★★・・・


2001年度の「このミステリーがすごい!」で第3位、2000年の「週刊文春ミステリー10」で第16位を獲得した作品です。

著者の作品は好きなので興味はあったのですが、逆に「今更、悪徳警官のハードボイルド?」って気持ちもあって・・・なかなか手が出ませんでした。

古本屋で見つけ購入。

著者のハードタッチで巧みな文章に引っ張られ、あっという間に読了。

主人公の心情描写を一切入れていない為、キャラクターとしては掴み辛い部分はありますが、ヤクザも犯人も一目置く徹底した悪党ぶりは見ていて気持ちがいいしカッコ良い。

逆に登場するヤクザが中途半端で・・・これじゃあ南米マフィアに舐められて当然と思えてきます(だから禿鷹が必要なのですね)。

面白かったです。

スピーディな展開で最後まで飽きる事無く読めましたが、逆に「ここぞ!」と言う盛り上がりの部分が感じられなかったのが惜しい所です。

また、アメリカのハードボイルド小説を彷彿させるので好きな人にはたまらない作りですが、日本の警察小説としてのリアル感は薄いです。

映画「死の接吻」や「L.A.コンフィデンシャル」の話しが作中出て来るように

1本の娯楽映画と思って読むととても楽しめる作品だと思います。

20130422-6666
◆リー・ヴァン・クリーフ

※私が“ハゲタカ”と聞いてすぐ思い出すのはリー・ヴァン・クリーフの顔ですが、作者のイメージはリチャード・ウィドマークの様ですね。
どちらもピッタリだと思うので・・・全然イメージが違う役者で残念な映像化なんてしないで欲しいものです。

20130424-1111
◆リチャード・ウィドマーク



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ヴィクター・マチュア、リチャード・ウィドマーク 他

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