荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

Category: ★日本映画 >   71~80年作品

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南部英夫監督 「愛と誠・完結篇」

レンタルDVDで映画「愛と誠・完結編」を観る。

20170114-011

少年マガジン連載の人気劇画の三度目の映画化で、今回が完結篇。

悪の温床花園実業高校を舞台に、一匹狼の誠と、彼に心を寄せる愛のロマンス、ヤングマフィアの団長峻と誠の対決を描く。


★★★★★・・・・・


20130611-1111

三部作の中では一番面白い作品ではないでしょうか?・・・あくまで三部作の中では、ですが。

前二作は後半に物凄い睡魔に襲われましたが、今回はそれが無かったので。

ただ、ストーリーはやはり原作をなぞっただけの急ぎ足で、どこを取ってもマンガに勝る場面はありません。

権太と由紀のエピソードが観たくて借りた映画版三部作ですが、本作では由紀は死にっぱなしで、権太泣きっぱなしで活躍は無し。

私が好きだったシーンは完全にカットでした。

「続」ではどこかに失踪していた石清水君も本作では再登場するのですが、これもまたザコキャラ扱いで活躍は無しです。

変わりに柴俊夫扮するヤングマフィア緋桜団の団長・砂土谷とその父親で学校の理事長である政財界のボスの大滝秀治扮する蔵王与平が良い味を出しています。

しゃべると大根の早乙女愛は仕方が無いとして

しゃべらなければイイ男の加納竜は三部作中では一番絵になる誠でした。

(二人のデュエット曲「愛と誠」も笑いを誘う名曲です)

マンガでも小説でも読んでいるファンにはそれぞれ思い入れのある場面があると思います。

それをそっくりそのまま映像にすれば良いと言うお話ではありませんが、それをサラリとかわされてしまうのはとても悲しいです。

誠と母親の踏切シーンは・・・原作通りの台詞でやってもらいたかったです。

やはり本作も1つの映画作品としては完成されたものでは無く、原作と比べる事でしか楽しめない、原作の亜流作品でしかありません。

昔はこんな作品が多かった気がします・・・小学校の頃、劇場に観に行った「ドカベン」を思い出します。

でも

ほぼ確実に失敗すると分っていてもマンガ作品の実写化って、ファンにとっては夢なんだよね・・・困った事に。

三池監督の「ルパン三世」はいつ撮るのでしょう?

◆「愛と誠 完結篇」 1976年/日本 【91分】
監督:南部英夫 原作:梶原一騎/ながやす巧 脚本:南部英夫/長尾啓司/山根成之 撮影:竹村博 出演:加納竜/早乙女愛/内田喜郎/柴俊夫/大滝秀治



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