荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

冲方丁著 「マルドゥック・ヴェロシティ〈3〉新装板」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

冲方丁著「マルドゥック・ヴェロシティ〈3〉新装板」(早川書房/ハヤカワ文庫JA/2012年刊)を読む。

マルドゥック・ヴェロシティ3〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・ヴェロシティ3〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA)
(2012/08/23)
冲方 丁

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灼熱の暗黒、失墜する魂

殺戮の果て、男の虚無への軌跡は終極に至る

ギャングの世代間抗争に端を発した拷問殺人の背後には、闇の軍属カトル・カールの存在があった。

ボイルドらの熾烈な戦いと捜査により保護拘束されたナタリアの証言が明らかにしたのは、労組対立を利用して権力拡大を狙うオクトーバー一族の影だった。

ついに牙を剥いた都市システムにより、一人また一人と命を落としていく09メンバーたち。

そしてボイルドもまた、大いなる虚無へと加速しつつあった.

暗黒と失墜の完結篇


★★★★★★★★・・

「マルドゥック・スクランブル」の前日譚で、最後はディムズデイル・ボイルドの戦いが終わりを告げる物語。

人名やコード名が途中で判り辛い部分はありましたが、

一気読み

でした。

「マルドゥック・スクランブル」を読んでいないと判らない作品ですが、本作は本作で「マルドゥック・スクランブル」以上の完成度があり、/や=を多用したクランチ文体が物語の疾走感を盛り上げます。

説明し辛いのですが

狂気と絶望と裏切りのバイオレンスの中に

ロマンスや絆そして少しの希望が光る物語です。

私的には前作であまり魅力を感じなかったボイルドと言うキャラですが、本作読了後はこれで死なすには惜しいと思うようになっています。

本作を読んでから「マルドゥック・スクランブル」を再読するとまた別のボイルド像が見えて来る様な気がします・・・やらないけど。

とても面白かった。

となると気になるのが「マルドゥック・フラグメンツ」。

今にでも読みたい衝動に駆られるのですが・・・

古本屋ではちょっと見つけにくい作品なので、読むまでしばらくかかるでしょう。

20131126-111 20131126-113 20131126-112
 ●ボイルド漫画版    ●ボイルドアニメ版    ●ボイルド挿絵叛

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