荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

Category: ★小説 >   国内小説

Comment (0)  Trackback (0)

冲方丁著 「天地明察 」 (上・下)

冲方丁著「天地明察(上・下)」 (角川文庫/2012年刊) を読む。

天地明察(上) (角川文庫)天地明察(上) (角川文庫)
(2012/05/18)
冲方 丁

商品詳細を見る

天地明察(下) (角川文庫)天地明察(下) (角川文庫)
(2012/05/18)
冲方 丁

商品詳細を見る


徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。

即ち、日本独自の暦を作り上げること。

当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。

改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。

碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。

彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。

日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。


★★★★★★★・・・ 

 
いろいろな賞を受賞した作品と聞いています。

また、コミックや実写映画にもなっています。

期待するなと言う方が無理でしょう。

それなのに

とても面白かったのです。

コミックは1巻だけ読んでいるので出だしは取っ付き安かったのもありますが、あれよあれよと読み進み、あっと言う間に読了。

安井算哲も関孝和も知りませんし、天文学も数学もおまけに囲碁も苦手な私ですが、主人公の絶え間ない向上心と苦しみや責任感など、成し遂げる素晴らしさと清々しい感動が胸を熱くしました。

また、改歴と言う作業が、農業を中心としそこに思想、宗教おまけに利権も加わった、色々な人たちの努力の積み重ねの国家的大事業だったとは、今まで知る由も無かったです。

私が何よりも魅かれたのは

主人公が生涯をかける事業に出会える事です。

宿命と言ってしまえば簡単ですが、己の命を賭ける仕事を見つけるのは男子にとって生涯尽きぬ夢でしょう。

ワクワクしながらも、歯ぎしりするほど主人公が羨ましくも有ります。

ストーリーの起伏も多く、キャラも立っているし、解説文は多々ありますが全体的にライト感覚で読み安いのが、人気を博した理由の一つでしょう。

後半はかなり駆け足の感が強かったですが、最後はキッチリと〆てくれました。

昨年ハマった「マルドゥック~」も含め、

遅ればせながら著者に注目したいと思います。

※ちなみに調べて見ましたら

第31回吉川英治文学新人賞作
第7回本屋大賞受賞作
第7回東北文芸賞
第4回舟橋聖一文学賞
第4回大学読書人大賞
第143回直木賞候補作
2011年コミック化
2012年実写映画化

だそうです・・・凄いな。

ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

バナー0720


【科学工作】天文・宇宙 ワールド日時計【科学工作】天文・宇宙 ワールド日時計
()
アーテック

商品詳細を見る

スポンサーサイト
テーマ : 歴史・時代小説  ジャンル : 本・雑誌

Comments






プロフィール

Tommy荒野

Author:Tommy荒野
わかちゃいるけど
やめられない。

月別アーカイブ
FC2カウンター
FC2ブログランキング
ブロとも申請フォーム
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
フリーエリア
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログ内検索

1234567891011121314151617181920212223242526272829303108 2017