荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

西澤保彦著 「聯愁殺」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

西澤保彦著「聯愁殺」(中央公論新社/中公文庫/2010年刊)を読む。

聯愁殺 (中公文庫)聯愁殺 (中公文庫)
(2010/09/22)
西澤 保彦

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大晦日の夜。

連続無差別殺人事件の唯一の生存者、梢絵を囲んで推理集団“恋謎会”の面々が集まった。

四年前、彼女はなぜ襲われたのか。

犯人は今どこにいるのか。

ミステリ作家や元刑事などのメンバーが、さまざまな推理を繰り広げるが…。

ロジックの名手がつきつける衝撃の本格ミステリ、初の文庫化。


★★★★★・・・・・ 

ディスカッションでの推理合戦は、仮説が次々に塗り替えられる過程は面白いのですが、内容的に「そりゃねえだろ!」ってお話も多く、ちょっと長過ぎる気がします。

登場人物の名前も含め、どこか現実離れした場面が多く、そこが作者の狙いかもしれませんが、私としてはリアル感=緊張感が全然感じられませんでした。

それぞれのキャラも立っていない様に感じましたし、そうするとそのキャラの背景などは無駄な描写に思えます。

どうせ最後には衝撃のどんでん返しが待っているのですから、それまでの推理は流す程度で良いのだな・・・なんて失礼な読み方をしてしまったのも確かです。

つまりは

もっと整理して半分ぐらいの厚さでいいんじゃない?

と思った作品です

ただ、最後、一気に謎(フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット)が明らかになる場面はカタルシスさえ感じますし、その後のエピローグへ続く流れはとても面白いです。

・・・まぁ、トリックとしては反則ギリギリですが。

賛否の分かれる作品だと思います。

私としては著者のロジック中心のミステリでしたら、他の作品をお薦めします。

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