荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

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辻仁成著 「愛をください」

辻仁成著「愛をください」(光文社文庫/2009年刊)を読む。

20160427-005

もう君は一人じゃない―。

児童養護施設で成長し、自殺未遂を繰り返す十八歳の李理香の許に見知らぬ男性から突然届いた一通の手紙。

自らも同じ境遇だと明かす手紙の主・基次郎が綴る素直な文面に、李理香も次第に心を開くようになる。

しかし、二人には意外な運命が待っていた。

テレビドラマでも話題になった、往復書簡が織り成す純粋な「愛」の物語。



著者の作品は「海峡の光」に次いで二冊目です。

期待して読み始めたのですが・・・・選択を誤ったようです。

実は私

タイトルに「愛」なんて入った小説はロクな作品じゃ無いとの偏見を持っている“ひねくれた人間”なのです。

そのためでしょうか

読む前から表紙のイラスト、「カバーの絵は~」から始まる説明書きがあったのですが、そこからして「だからどうしたんだ?作品と全然関係ないじゃん」とイラッと来ていました。

そんな気持ちで読み始めた本作、久々に私のひねくれた部分を存分に引き出してくれた作品でして

全然面白く無かったです。

傷を舐め合い互いに依存する男女の往復書簡。

思わせぶりな各章のタイトルに、それほどでも無いしょぼい内様。

言葉で語られる薄っぺらい愛に、お約束の様に起こる思いがけない死。

正直、昔の少女漫画か昨今の韓国ドラマを観ている様で・・・・。

私が途中で醒めてしまったのは二人の手紙がとても似ている所です。

【ネタバレ注意】

兄妹なのだから思考も文体も似ているなんて理由は付けられるでしょうが、私にはコレが、作者が二人になりすまして書いているように思えたのです。

・・・小説なのですから実際の話しはそうですし、当たり前と言えば当たり前なのですが

読者がそれを感じてしまってはその物語はお終いです。

したがって明かされた真実も、最後の日記にも感情移入が出来ず終わってしまいました。

本作を読んで感動した人には申し訳ございませんが私的には

「愛の押し売り」

そんな風に感じられた作品でした。

残念ですが・・・多分・・・これは私が悪いのでしょう。

近いうちに著者の別の作品・・・愛とか付いていないタイトルの・・・を読もうと思っています。

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