ロバート・B・パーカー著 「虚栄」
ロバート・B・パーカー著 奥村章子訳 「虚栄:Blue Screen」(早川書房/ハヤカワ・ミステリ文庫/2007年刊)を読む。
私立探偵のサニーに新たな仕事が舞いこんだ。依頼人は、ボストン近郊の島に住む映画プロデューサー。
大リーグの球団を持つ彼は、女優のエリンを選手にして話題にしようとしていた。
だが女性の大リーグ入りには反発もあるので彼女の護衛を頼むというのだ。
サニーは引き受けるが、やがてエリンの付き人が殺された。
彼女は警察署長ジェッシイ・ストーンと犯人を追う。
ジェッシイとの夢の競演で描く注目作。
文庫オリジナル。
★★★★★★・・・・(6/10)
著者のサニー・ランドルシリーズ。
もっとも私の場合は古本屋限定ですが、ちょっと前までは著者のスペンサーシリーズはほとんど無く、サニー・ランドルシリーズはどこでもあった気がしていたのですが・・・。
で本作「虚栄」を見つけ即購入。
2006年に発表されたサニー・ランドルシリーズの第5弾です。
本シリーズを初めて読むのにふさわしい作品なのかは分りませんが、ジェッシィ・ストーンとのコラボであり、私が一番気になっていた作品であります。
ですが読み始めると、何の違和感も無く、すんなりと入っていけるのがパーカー節ですかね。
おまけに物語自体も複雑ではないし、いつものごとくご都合主義だし。
父親が元警官で、元義理の父親がマフィア、セフレが大物プロデューサーで、親友が怪力のホモだなんて、みんな主人公に協力するためにこの世に生まれたキャラに見えます(笑)。
主人公がまだよく見えていない私にとっては、あっちこっちでヤリまくる結構尻の軽い女に見えてしまうのですが・・・・
まぁ面白かったかな。
殺人事件よりも主人公とジェッシイ・ストーンの関係が気になる話しではあったし、最後も「なんだかなぁ」の結末でしたが。
とりあえず
続けてこのシリーズも読んで行こうと思っています。
◆Robert Brown Parker 「Blue Screen」 (2006/USA)
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