荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

佐々木穣著 「警官の条件」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

佐々木穣著「警官の条件」(新潮文庫/2011年刊)を読む。

20160421-018

警部に昇任し、組織犯罪対策部第一課の係長に抜擢された、安城和也。

彼は自らのチームを指揮し、覚醒剤の新たな流通ルートを解明しようとしていたが、過程で重大な失策を犯してしまう。

重苦しいムードに包まれる警視庁に、あの男が帰ってきた。

かつて、“悪徳警官”として石もて追われたはずの、加賀谷仁が!

警察小説の頂点に燦然と輝く「警官の血」――白熱と慟哭の、第二章。

★★★★★★★・・・(7/10)
 

三代に渡る警官親子の運命を描いた「警官の血」の後日談で、三代目の安城和也の物語です。

ですが、一方では前作で彼が罠にはめた“悪徳警官” 加賀谷仁の物語でもあります。

大河小説の様な前作に比べると、スケールも重厚感も物足りなさが残るものの、(前作に引き続き)「警官」と「父と子」をモチーフとしながら警察機構や捜査方法の問題点を描写した警察小説として十二分に面白い作品です。

TVドラマの印象があるせいか加賀谷がどうしても佐藤浩市とダブってしまいめちゃくちゃカッコ良く見えました・・・主人公は伊藤英明には見えなかったけど。

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最後の警笛には男泣きしました。

ただ、ページ数の割に展開が早いのでその厚みは感じさせないのですが、若干のあっけなさを感じるのは確かです。

特に加賀谷仁と言うキャラクターが読んでいる側の期待に対し十分に活躍できてなかった気がするのが残念です。

謳い文句には“白熱と慟哭の、第二章”とあるので、今後も第三章、第四章と安城和也の活躍を・・・そしてまた彼の「警官の血」が受け継がれる事を期待します。

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