荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

奇志戒聖監督 「ドグラ・マグラ」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   1 trackback

レンタルDVDで映画「ドグラ・マグラ」を観る。

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物語は「私」が病室で目覚めるところから始まる。

「私」には一切の記憶がなく、また自分の顔にも見覚えがない。

隣の病室では美女が眠っており、医者によると自分のいいなずけらしい。

「私」の過去の記憶、そして過去に起こったらしい事件を巡り二人の医師、若林と正木は滔々と語り始めるのだった。

夢野久作が1935年に発表した「日本探偵小説三大奇書」のひとつと言われる同名長編小説を、何とSFパニックものとして翻案し3DCGアニメ化。

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高校生で角川文庫の上・下巻を、大学生で講談社文庫の上・中・下巻を、社会人になって創元推理文庫の日本探偵小説全集④夢野久作集を

今まで三度も読み返しているのは、そのおどろおどろしくも美しく幻想的な世界観に惹かれたからこそですが、内容を理解できているかと問われれば・・・・

まぁ、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」と言われている本を何度も読み返して正常でいられるのは、本当の意味で読破していないのかもしれません(苦笑)。

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だからこそ、映画(1988年版)や漫画なども観たのですが、やっぱり・・・正直解りません。

本作をレンタルした理由も

監督独特の切り口で、SFのアレンジを加え宇宙を舞台に、CGアニメーションとして新しい世界に仕立て上げた作品

と聞き、これならば理解できるか?と思い借りました。

期待して鑑賞。

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・・・・・

え~っと

私は、ゲームはしないですし、CGアニメもあまり観ない人間なのですが

日本のCG映像ってこんなものなのでしょうか?

動きも精度も十数年前に見たゲームからそれほど進歩していない様に思えます。

CGなのに背景は平坦で人物の顔は見辛いし、出てくる女性も見分けがつかない上、美しく無い。

人がメインの物語なのに、こんなギクシャクした動きで良いのでしょうか。

いや根本的に

何でこんなCGで「ドグラ・マグラ」を映像化しようと思ったのでしょうか?

アニメにする事自体は賛成です。

あの独特な世界観を、あの幻想的な場面を、どのように見せてくれるか。

SFにする事も反対ではありません。

新しいモノを作ろうとするクリエーターであればそんな選択肢もあるでしょう。

ですが

こんな不細工なCGならばCGにする意味が無いように思えます。

出だしの胎児の映像でもう萎えました。

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おまけに内容は・・・・

流石に66分に纏めただけの事はあります。

表面だけを鳥の羽根でサラ~ッとなぞった様な作りで、おどろおどろしさどころか、観ている側に訴える所が何一つないのです。

それに

・・・・いや、いいです。

睡魔と闘いながら最後まで鑑賞しましたが

本作は私にとって

観なくても良い作品

だったのと

観て腹が立った分、損をした気分

になった作品でした。

◆「ドグラ・マグラ」 2010年/日本・アニメ 【66分】
監督:奇志戒聖 原作:夢野久作 脚本:奇志戒聖 メカニカル・デザイン:渡辺哲也 音楽:千田和宏 声の出演:小原雅一/松本保典/西田剛之鉱二/上村友二/儀武ゆう子/沙倉えみ 
★★・・・・・・・・ 

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