荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

西澤保彦著 「殺す」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

西澤保彦著 「殺す」(幻冬舎文庫/2011年刊)を読む。

20151025-032

「もしかしたら幸せなのかな、このほうが」

殺害された女子高校生の遺体発見現場で刑事が洩らすひと言。

性的暴行の痕跡はない。

怨恨の線で捜査は開始されたが翌日、またもや同じクラスの女子が全裸で殺害された。

そして、すぐさま第三の殺人。

残酷な女子高生心理と、容赦なき刑事の異常な行動が交錯する大胆不敵な警察小説。

あまりにもストレートなタイトルに惹かれ購入しました。

著者の作品なので勝手に「ロジック先行の新感覚ミステリ」と思いこんで読み始めましたが・・・結構シリアスなのに驚かされました。

本作は

最近のヤツラはどっかおかしいぞ。

まともじゃ無いヤツが多いぞ。

病んでいるヤツばかりだ。

世の中狂っているぞ。

あれ

あんたもそうかい?


と言う内様で

トリックよりも登場人物の奇行に驚かされ、

謎解きよりも先が見えない展開に惹かれる物語です。

そのため、一気読みをしましたが、まぁ、多少の物足りなさは残ります。

私が残念に思うのは登場人物の名前です。

いかにも物語の人物ですって感じのする変わった名前ばかりで、おまけに憶え辛い。

いつもの著者の作風ならコレで良かったのかもしれませんが、今回はもっと普通のお名前にした方が、リアル感があったのでは?

★★★★★★・・・・ 

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