荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

モーリス・ルブラン著 「奇岩城」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

原作:モーリス・ルブラン 翻訳:逢坂剛 「奇岩城」(講談社文庫/2004年刊)を読む。

20151025-034

史上最高の泥棒小説を逢坂剛が痛快に翻訳!

謎の古城に眠るフランス王家ゆかりの秘宝。

それを狙うは神出鬼没の怪盗ルパン。

マリー・アントワネットが残した羊皮紙の暗号を手がかりにルパンを追う天才高校生ボートルレ。

宿敵ガニマール警部、名探偵シャーロック・ホームズまで登場! 

ルブランの最高傑作を、血沸き肉躍る興奮そのままに大胆に翻訳!

★★★★★★★★・・(8/10)   

先月に引き続き今月も「ルパンシリーズ」を読むとは思いませんでした・・・偶然ですが。

使用がありません、古本屋で見つけてしまったのですから。

本作はルパンシリーズの名作「奇岩城」を

「百舌」や「禿鷹」、「現代調査研究所」シリーズなどで有名な作家・逢坂剛氏が翻訳をした作品です。

「奇岩城」は今まで何度も翻訳されていますし、私も南洋一郎氏、石川湧氏、長島良三氏と三度ほど読んでいますが、正直翻訳は少々読み辛く感じていました。

しかし、それは言葉の古さや翻訳家の責任だけでは無く、ルブラン自体の文章にも原因があったと言うのを本作のあとがきで知りました。

本書ではルパンファンの著者がそれを大幅に修正・翻訳し、所々で視点の変わる文章を1人称にした上で、現代の文体で蘇らせています。

これは読み易い。

そのため、テンポよく、何の違和感もないまま、すんなり読了。

面白かったです!

いや、これなら他の作品も再度翻訳してほしい所ですが・・・・

それはそれで「ルパン」を世に送り出して来た先人の翻訳家たちに失礼な気もしますので、本作はあくまでも企画モノの一つとて読むのが良いのでしょう。

今わたしの手元にある「奇岩城」は偕成社全作版なので、

近々、長島良三氏の翻訳と本書を比べながら、どちらも再度楽しもうと思います。

ゆっくりとフランスワインでも飲みながら。

◆ Maurice Marie Émile Leblanc 「L'Aiguille creuse」 (1909/FRA)

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