荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

高橋 克彦著 「春朗合わせ鏡」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

高橋 克彦著「春朗合わせ鏡」 (文春文庫/2009年刊) を読む。

20150927-522

青年絵師・春朗(後の葛飾北斎)が北町奉行所筆頭与力の仙波一之進やその妻で元柳橋芸者のおこう、女と見紛うばかりの美貌の元女形・蘭陽らと協力して、陰間殺しから幽霊騒動まで、難事件を次々と解決する。

「だましゑ歌麿」「おこう紅絵暦」の姉妹篇で、江戸情緒と美術ミステリーの魅力が満載の傑作捕物帖。

「だましゑ歌麿」は以前に読んでいて、面白かったはずなのですが、内容はうろ覚えです。

「おこう紅絵暦」は持っているのですがまだ読んでいません。

どうやら本作はこのシリーズの3作目らしいので、そっちを先に読むべきだったかな?と思いながら読み始めたら止まらなくなりました。

若き日の葛飾北斎が主人公の7つの短編。

「なんだ、短編集かよ」と侮っていましたが

1つ1つの物語が短編にするには惜しいほど面白い内容。

基本的には文政の江戸に起こる「謎」を解くミステリなのですが

魅力的なキャラに、切れの良い文体。

さらりと語る江戸の風情や食べ物の話。

泣かせる人情。

これは良いです。

一話読むごとに春朗の事が大好きになって来る自分がいます。

主人公たちを含む登場人物の相関は初めて読んでもちゃんと説明してくれるので問題はありませんが、「だましゑ歌麿」の内容を覚えていたら、本作をもっと楽しめたかと思うと残念でなりません。

我慢できずに続けて「おこう紅絵暦」を読もうと思います。

読み終わったら・・・今度はおこうさんに惚れているかも。

20150806-002
※TVドラマ「だましゑ歌麿」(2009)の春朗(原田龍二)

★★★★★★★★・・
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