荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

高橋克彦著 「おこう紅絵暦」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

高橋克彦著「おこう紅絵暦」(文春文庫/2006年刊)を読む。

20150922-010

幻い花売り娘が人殺しの咎で奉行所に捕えられた。

娘はなぜ口を閉ざすのか(「願い鈴」)。

北町奉行所筆頭与力の妻にして元柳橋芸者のおこうが、嫁に優しい舅の左門と力をあわせ、江戸の巷を騒がせる難事件に挑む。

巧みなプロットと心あたたまる読後感は、まさに捕物帖の真骨頂。

大好評『だましゑ歌麿』の姉妹篇。

ミステリ仕立ての人情劇である十二編の短編は、その魅力的なキャラや江戸の風俗など、さらりと読めながらも魅力的なお話しばかりです。

特に私は小池一夫原作の漫画「畳捕り傘次郎」のファンで、この夫婦十手的な設定に魅力を感じます。

ですが・・・惜しむべきは、やはり「春朗合わせ鏡」より先に読むべきでした。

とても面白く読めたのですが、1話1話が濃く、連作と言う形を取っていた「春朗合わせ鏡」に比べると若干の物足りなさが残るのは確かです。

やっぱり連作とか続編とかは作品の発表順に読むのが正解です。

何よりも前作を覚えている事が、作品を楽しむ一番の条件かと・・・・「だましゑ歌麿」読み直そうかな・・・。

★★★★★★・・・・ 


20150814-011 20150814-010
※TVドラマ「だましゑ歌麿」(2009)の千一(中村橋之助)とおこう(鈴木杏樹)

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