荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

Category: ★日本映画 >   2011年以後の作品

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北野武監督 「龍三と七人の子分たち」

レンタルDVDで映画「龍三と七人の子分たち」を観る。

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70歳になる高橋龍三は、かつては“鬼の龍三”と呼ばれて誰もが恐れた元ヤクザ。

しかし引退した今は、息子家族のもとで肩身の狭い思いをしていた。

そんなある日、オレオレ詐欺に引っかかった龍三。

元暴走族の西が若い連中を束ねて“京浜連合”を名乗り、詐欺や悪徳商法で荒稼ぎしていると知っては、もはや黙ってはいられない。

そこで龍三は、それぞれにわびしい老後を送る昔の仲間7人を呼び集め、“一龍会”を結成して京浜連合成敗に立ち上がるのだったが…。

「アウトレイジ」「アウトレイジ ビヨンド」の北野武監督が、新興犯罪組織の横暴を阻止すべく立ち上がった元ヤクザの老人たちの活躍を描くドタバタ任侠コメディ。


★★★★★★★・・・(7/10)  


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前半のリアルで緊張感のあるブラックな笑いと、後半のハチャメチャでストレートな笑い。

どちらもまさに北野監督らしい映画だと思います。

普通、この手のストーリーだと主人公の元やくざが良い人に描かれる事が多いのですが、さすがは監督、出てくるヤクザは主人公も若い奴らもみんな悪党でクズ・・・現代社会で老人を食い物にしている若いヤクザと、抗争での殺人を自慢げに話す年寄りのヤクザに、さほどの違いはありません。

そこら辺の善悪(まぁ、ほとんど悪ですが)のバランスの良さと、出てくる年配の俳優陣の存在感が本作の一番の見どころでしょうか(この配役のせいか下條アトムが若造に見えてしまいます)。

かつてツービート時代、監督はお年寄りを“ジジィ・ババァ”呼ばわりし「寝る前にきちんと絞めよう親の首」「少年よ大志を抱け。老人よ墓石を抱け。」と言った残虐ネタを作り、社会的非難を浴びましたが、本人がジジィとなり今度は「ただでは殺されないジジィ」もしくは「クズの若造に天誅」と言う映画を撮ったのも、オジさんには監督の身勝手ながらも微笑ましい部分であります。

(それにしても、美味しい役ですね監督は)

観ていて、ふと思ったのですが・・・これって若い年代にはウケない笑いなのかな・・・と。

年寄りのリアル感とでも言いましょうか、つまりは歳とらないと分からない部分があって、それが私のようなオッさんには多少なりとも分かってしまうので、これほど笑えるのかな?

久しぶりに見た、老けた藤竜也も、禿げた近藤正臣、その他のジジィ達も、とてもカッコ良く見えたのはやっぱり自分も老けたからかもしれません。

決して手放しに面白いと言う傑作では無いのですが、

ジジィ予備軍にはとても楽しめた映画でした。

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◆「龍三と七人の子分たち」 2014年/日本 【111分】
監督:北野武 脚本:北野武 撮影:柳島克己 音楽:鈴木慶一 出演:藤竜也/近藤正臣/中尾彬/品川徹/桶裏勉/伊藤幸純/吉澤健/小野寺昭/安田顕/矢島健一/下條アトム/勝村政信/満田久子/ビートたけし

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