荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

新堂冬樹著 「殺し合う家族」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

新堂冬樹著 「殺し合う家族」 (徳間文庫/2010年刊)を読む。

20151015-002

浴室に転がった孝の生首が、貴子を見上げていた。

「いゃあっ!」。

貴子は悲鳴を上げ、生首を蹴り上げた。

「お父さん!」。

優太が、赤い飛沫を上げながら排水口に転がる生首を慌てて拾い上げた。

―死体の解体を終えた貴子は最後の足をゴミ袋に詰めた。

手伝わされた優太は完全に壊れていた。

この場で繰り広げられている地獄絵図は、富永の存在なしには起こり得るはずがなかった。

洗脳、私刑、殺人、死体解体そして驚愕のラスト。


★★★・・・・・・・(3/10) 


ショッキングなタイトルに惹かれて購入しました。

著者の作品を読むのは初めて・・・と思っていました。

背表紙の煽り文を読む限り、結構ハードな内容なのは予想出来ましたし、私としてもそんな小説を望んでいたのだと思います。

読んでいる途中で、本作が実際に起こった犯罪をモデルにしているのを知りました。

読み終わって感じた事は

不快な上に面白くない

って事でした。

この感覚、以前にもあったな・・・と記憶を辿ったら

「枕女優」でした。

以前にも著者の作品を読んでいます。

そして、その内容のつまらなさに「もう著者の作品は読まないな・・・」と思ったのです。

失敗しました。

小説にする意味・・・などと大層な事を語れる読者じゃないし、自分の悪趣味でチョイスした作品なのですが

ただひたすら悲惨な描写が続くだけで、主人公(女性)の心理描写も他の登場人物の行動理由も浅く、実際に起こった事件がモデルなのにリアル感すら感じられないのはどういう事でしょう。

内容がぺらぺらなC級スプラッター。

唯一の収穫は、本作でこの事件を知り、ちゃんと事実を知りたいと思った事でしょうか。

本作の犯人の顔を想像した時、TVで見かける著者の顔が思い浮かぶのは私だけでしょうか?(失礼)

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