荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

イム・サンス監督 「ハウスメイド」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

レンタルDVDで映画「ハウスメイド」を観る。

20151107-010

上流階級の豪邸でメイドとして働くことになったウニ。

先輩メイドのビョンシクの厳しい指導の下、家事全般に加え、双子を妊娠中の妻ヘラと6歳になる娘ナミの世話を懸命にこなしていく。

そんなある日、主人のフンに求められるままに関係を持ってしまい、ほどなく彼の子を身ごもるウニ。

そんな彼女の異変をいち早く察知するビョンシク。

彼女はそのことをヘラの母親に報告、いつしか屋敷の中には女たちの憎しみが渦巻き、それぞれの思惑と欲望が激しく衝突していくが…。

『母なる証明』『息もできない』を越える衝撃。

従順だったメイドの、恐ろしい復讐が始まる―。


★★★★★・・・・・(5/10)  

「下女」と言う有名な韓国映画があって本作はそのリメイク・・・

とは聞いていましたが、オリジナルは観た事がありませんし、この監督の作品も初めてです。

予告編を観てドロドロした人間ドラマを期待してレンタルしました。

メイドと主人が関係を持った事によって上流階級の一家が壊れていく様を描いたサスペンス映画です。

エロチックな場面やショッキングなシーンはあるものの映像的には上手く抑えているので、謳い文句の“衝撃”はさほど感じられませんでした。

それよりも、私はストーリーがいまいち分かり辛く・・・いや、何が起こっているかは分かるのですが、それぞれの登場人物の描きが足りないのか、こちらの理解が不足なのか、何故そうなるのか分からず、誰にも感情移入できないまま終わってしまいました。

特に主人公のメイドの心情が量れず、ラストの行動も意外と言うより唐突に思えましたし、彼女をスカウトした古株のメイドも結局は何がしたかったのか・・・出だしで自殺した女性との関係も最後まで謎でした。

なので、気になって「下女」の方の【あらすじ】をネットで読んだのですが・・・納得しました。

オリジナルの制作は1960年と結構古い作品だったのですね。

確かに時代を考えると当時としてはエロチックな描写やショッキングなストーリーも斬新で衝撃的だったに違いありません。

また【あらすじ】を読む限りでは、ストーリーも無理が無く、ラストへの流れもスムーズに感じます。

ただ、本作に関して言えば・・・「下女」を観ていないのであくまで推測ですが・・・現代に舞台を置き換えただけでは無く、その内容も少し違う方向に向いている気がします。

つまりは完全なリメイクでは無く、監督独自のアレンジを加えた違う物語。

まぁ、それはそれで良いとは思いますが、だとすると、退廃的な雰囲気も、俳優陣の演技も、ラストのワンシーンも、とても良かっただけに、私的には肩すかしを食ったようで物足りないストーリーでした。

「下女」・・・観たいな・・・。

◆「ハウスメイド」 2010年/韓国 【107分】
監督:イム・サンス 脚本:イム・サンス 撮影:イ・ヒョンドク 音楽;:キム・ホンジブ 出演:チョン・ドヨン/イ・ジョンジェ/ソウ/ユン・ヨジョン/パク・チヨン/アン・ソヒョン
 
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