荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

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トーマス・アルフレッドソン監督 「裏切りのサーカス」

レンタルDVDで映画「裏切りのサーカス」を観る。

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英国のMI6とソ連のKGBが熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。

英国諜報部<サーカス>のリーダー、コントロールは、長年組織に潜んでいるソ連の二重スパイ“もぐら”の情報を掴むも独断で作戦を実行して失敗、責任をとってサーカスを去る。

コントロールの右腕で彼とともに引退した老スパイ、スマイリー。

ある日、英国政府のレイコン次官から“もぐら”を突き止めろという極秘の指令が下る。

ターゲットとなるのは、コードネーム“ティンカー”、“テイラー”、“ソルジャー”、“プアマン”という4人の組織幹部。

さっそく信頼を置くかつての部下ピーターらと組み、調査を開始するスマイリーだったが…。

★★★★★★★★・・(8/10) 


「何でサーカスって言うの?」

そんな事を聞かれても分かりません。

何故なら「サーカス」と言えば「英国秘密情報部」

そんな風に昔から刷り込まれているからです。

ただ、確かにこの邦題は一見して分かり辛いかもしれません。

いえ、それを言えばタイトルだけでは無く

そのストーリーも、設定も、構成も、演出も、登場人物の名前までも分かり辛い、説明不足で不親切な映画です。

また、スパイ映画なのに、派手なドンパチも、手に汗握るカーチェイスも、美女のベッドシーンも無い地味なお話です。

ほぼ男ばっかりの登場人物はオッさんばかりですし、主人公は必要以上しゃべりませんし、カンバーバッチ君も推理しません。

カミさんが初め15分で爆睡するわけです。

ですが

これが本当のスパイ映画じゃないでしょうか。

uragirinosa1

私が子どもの頃に観たスパイ映画は「007」などの娯楽アクションだけでは無く、暗くて静かで最後には主人公が殺されて終わる本格的なスパイ映画も多かったと思います。

そんなオッさんの心をわしづかみにした本作。

ジョン・ル・カレの小説はあまり読んだ事はありませんが、そのお名前はスパイ物好きには十二分に有名ですし、「寒い国から帰ったスパイ」「テイラー・オブ・パナマ」「ナイロビの蜂」などは私も大好きな映画です。

その原作をこれまた私の好きなゲイリー・オールドマンを主演として、私が好きな映画「ぼくのエリ 200歳の少女」の監督が撮るのですから、それだけでも嬉しい限りです。

当たり前のように

めちゃくちゃ面白かったです。

これから観る人は途中で投げ出さない様にご注意ください。

観る人を選ぶ作品です。

要はこの面倒くさい物語が好きか嫌いかって事ですね。

本作を観終わって、自分は本当にスパイ映画が好きなのだと再確認し、ジョン・ル・カレの小説を読み始めようと決心しました。

・・・・と言いながらも

「007」の新作はもっと気になりますが。

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◆「裏切りのサーカス:TINKER TAILOR SOLDIER SPY」 2011年/イギリス・フランス・ドイツ 【128分】
監督:トーマス・アルフレッドソン 原作:ジョン・ル・カレ 脚本:ブリジット・オコナー/ピーター・ストローハン 撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ 音楽:アルベルト・イグレシアス 出演:ゲイリー・オールドマン/コリン・ファース/トム・ハーディ/トビー・ジョーンズ/マーク・ストロング/ベネディクト・カンバーバッチ/キアラン・ハインズ/キャシー・バーグ/デヴィッド・デンシック/スティーヴン・グレアム/ジョン・ハート/ジョン・ル・カレ

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