荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

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加藤実秋著 「モップガール」

加藤実秋著「モップガール」(小学館文庫/2009年刊)を購入。

20151118-003

なんなのこの人たち?

なんなのこの会社!?

高給優遇・初心者歓迎…求人広告に誘われて、フリーターの桃子が就職した先は、事件・事故現場の後始末が専門の掃除会社だった。

そこで働くのは、超犬好きの社長を筆頭に、売れない役者の重男、ギャルの未樹、イケメンだが無愛想な翔と、変人ばかり。

ようやく仕事にも慣れてきた桃子だったが、ある事件現場の清掃中、フラッシュバックに襲われる。

個性豊かな清掃員達が、桃子に起こる超常現象を手がかりに、事件や事故の謎に挑む日本初!お掃除サスペンス。

★★★★・・・・・・(5/10)   


2007年に深夜放送されていた「モップガール」と言うTVドラマがありました。

葬儀屋に勤める主人公の女の子が、遺品に触れると時間をさかのぼる「タイムリープ」という能力を身につけ、上司と共に、死ぬ運命にある者を死から未然に救っていく・・・と言う、マニアックなギャグの多いコメディタッチのSFサスペンスでした。

面白いか?と問われると微妙なドラマでしたが、主役の女優が毎回「もげッ!!」と言いながら“変顔”するのが可愛くてときどき観ていました(彼女がその後「なりたい顔NO.1」の美人の代名詞になるとは)。

20151118-004

ただ、海外ドラマ「TRU CALLING-トゥルー・コーリング」にそっくりな設定に「低視聴率で打ち切りになった海外ドラマだからあまり知られていないだろうし、こっちも深夜ドラマだからパクっても判らないだろう。」的な厚顔で怠慢な印象を持ち、ドラマの「モップガール」とは

“新人女優を売り出すためにパクリを恥と思わない製作者が無理やり作ったC級ドラマ”

と私は(勝手に)思っていました。

なので、古本屋で本作を見た時は「恥ずかしくもなく小説まで出しているのか?」と思いましたが、どうやらそうではなさそうです。

あとがきに「本書は、東宝株式会社および株式会社SDPの企画提案をもとに、著者が、タイトル・人物・設定等を考案し、映像化用原作として執筆したものです。」とありますので、本書が先に書かれ、それにアレンジを加えたのがテレビドラマなのでしょう。

読んでみると細かい所でドラマとは違いますし、何よりも海外ドラマのパクリであった「タイムリープ」はしませんし、ストーリーもちゃんとしたミステリ小説ですので、ドラマとはまるで別の物語として読むべきでしょう。

ただ、そうするとちょっと物足りない小説かな。

読みやすいのは確かですが、謎もトリックも今一つ。

著者はかなり細かい方なのでしょうか、読んでいて詳細な描写が多く、そのため話のテンポを崩してしまっていると感じる部分が所々でありました。

逆に人物描写は浅い感じがして、キャラは立っているのですがどこか魅力に欠けます。

ライトノベルでも無さそうですし、どこら辺がターゲットなのでしょう。

どうやら謎を孕んだ終わり方なので続編があるのでしょう。

定番で行けば今度は主人公の過去とか・・・

著者の作品は読んだ事は無いのですが、創元推理文庫でお名前は見かけており、「創元推理にハズレ無し」と信じている私としては、いずれは読もうと思っていた作家でした。

しかし本作を読む分には・・・・たぶん、もう著者の作品を読むことは無いと思います。

20151130-003

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