荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

ジャウマ・コレット=セラ監督 「アンノウン」 

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

録画した映画「アンノウン」を観る。

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学会に出席するため、妻エリザベスとベルリンに降り立った植物学者のマーティン・ハリス博士。

ホテルへ着いたところで忘れ物に気付いた彼は妻を残し、タクシーで空港へと引き返すことに。

だがその道中、事故に見舞われ、4日間もの昏睡状態に陥ってしまう。

目を覚ました病院で本来の目的を思い出し、学会が開かれるホテルへ急ぐマーティン。

しかし、彼を待っていたはずの妻はマーティンを“知らない人”と言い放ち、彼女の傍らにはマーティンを名乗る見ず知らずの男がいた。

妻との新婚旅行の写真まで持つこの男に対し、所持品が携帯電話と一冊の本だけで警察にも身分を証明できず混乱と焦燥を募らせるマーティン。

しかし、何者かに命を狙われたことから、この一件にうごめく陰謀の存在を確信する。

タクシー運転手ジーナと元秘密警察の男という2人の協力者を得て謎の解明に奔走するマーティンだが…。


★★★★★★・・・・(6/10) 

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最近はアクション俳優の感が強いリーアム・ニーソン主演のサスペンス映画。

監督のジャウム・コレット=セラの作品は「エスター」しか観ていませんが、“ストーリーは荒いがなかなか面白かった映画”として記憶に残っています。

本作は、交通事故から生還後、妻は自分を忘れ、見知らぬ他人に自分の名を騙られる、という不可解な状況に陥った男が、身の危険をかいくぐりながらその謎の真相に迫るさまをスリリングに描き出だした作品です。

異国が舞台で記憶喪失と言うのは何となく「フランティック」や「ジェイソン・ボーン」などを彷彿させますが、良く考えるとその昔のヒッチコック的なお話ですね。

この手のストーリーはその謎が全てですが、本作は強引ながらソコを上手く持って言ったと思います・・・途中までは。

特に物語の中盤に登場する元秘密警察の老探偵が、それまでの取って付けたようなアクションシーンを払拭させる存在感がありました。

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巻き込まれたはずの主人公が実は○○○だったと言うオチには納得しましたし、そこまでの組み立ても良好だっただけに、全ての謎が解けた後の爆発現場のクライマックスシーンが盛り上がりに欠けた気がします。

なかなか面白かったのですが・・・・観方によっては

【ネタバレ】

腕利きの殺し屋のだがウッカリ者の主人公。

ドイツ語の予習をしなかったために、仕事に大切な鞄を空港に置き忘れて大慌て。

急いでタクシーに乗ったはいいが、仲間に事情を話そうにも連絡が取れない。

そうしたらタクシーが事故に合い記憶喪失に。

すっかり相棒の女性を「妻だ」と勘違いした主人公は嫉妬に狂い彼女と仲間たちの邪魔ばかり。

怒った仲間は彼を殺そうとするが、彼は周囲に助けを求めたため、迷惑にも巻き込まれて死ぬのは彼に関わったいい人間たちばかり。

やっと記憶が戻った彼だが、今更ながら引っ込みがつかないのと多少の正義感に目覚め、暗殺計画を阻止して仲間をぶち殺しちゃった。

最後は新しくできたタクシー運転手の彼女と、忘れたカバンに入っていた偽造パスポート&現金で意気揚々と逃亡しハッピーエンド。


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ってお話にも思えてしまうのは私だけでしょうか。

◆「アンノウン:UNKNOWN」 2011年/アメリカ/・ドイツ 【113分】
監督:ジャウマ・コレット=セラ 原作:ディディエ・ヴァン・コーヴラール 脚本:オリヴァー・ブッチャー/スティーヴン・コーンウェル 撮影:フラビオ・ラビアーノ 音楽:ジョン・オットマン/アレクサンダー・ラッド 出演:リーアム・ニーソン/ダイアン・クルーガー/ジャニュアリー・ジョーンズ/エイダン・クイン/ブルーノ・ガンツ/フランク・ランジェラ/セバスチャン・コッホ

※本作とは関係ないのですが・・・リーアム・ニーソンって、あの伝説のSF超大作「銀河伝説クルール」に出ていたのですね・・・知りませんでした。

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