荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

Category: ★日本映画 >   2011年以後の作品

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中島哲也監督 「渇き。」

レンタルDVDで映画「渇き。」を観る。

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妻・桐子の不倫相手に対して傷害沙汰を起こし警察を追われ、妻とも別れて自暴自棄になった男、藤島昭和。

ある日、桐子から娘の加奈子が失踪したとの連絡が入る。成績優秀で容姿端麗な学園のカリスマだった高校3年生の加奈子。

そんな彼女が、何日も帰っていないというのだ。

自ら捜索に乗り出した藤島は、娘の交友関係を辿っていくうちに、優等生だとばかり思っていた加奈子の意外な一面が次々と暴かれていき、自分が娘のことを何一つ知らなかったことに愕然とする。

おまけに行く先々で常軌を逸した狂った奴らに遭遇し、自身の暴走にも歯止めが掛からなくなっていく藤島だったが…。


★★★★★★★・・・(7/10) 


手元に未読の原作小説「果てしなき渇き」があるのですが、レンタルDVDが旧作になったので借りてしまいました。

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本作は、失踪した娘の行方を追う元刑事のロクデナシ親父が、次第に明らかとなる娘の裏の顔と闇の交友関係に翻弄され、狂気と怒りで大暴走していくさまを描いたバイオレンス・エンタテインメントです。

馳星周氏の小説、ロドリゲスやタランティーノ、石井隆の映画などを彷彿させました・・・みんな私の好きな方です。

中島監督の映画も「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「告白」などは好きですし、テレビの「私立探偵濱マイク」の中では監督作品の第9話「ミスター・ニッポン 〜21世紀の男〜」が一番面白かった記憶があります。

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ですが監督独特のスタイリッシュな映像、ポップな音楽とジェットコースター的展開が、この血なまぐさくて暗く不快な物語とどこか噛み合っていない違和感を覚えました。

確かに「告白」も暗く残酷なお話しでしたが、監督の世界観がそれを無機質にする事によって、より恐ろしく迫力のある物語にしたと思います。

ですが本作の基本は胸糞悪いバイオレンス。

スタイリッシュやポップ、ましてや笑いでは到底浄化できない物語なので、無理にそれを入れなくても良かったのではないでしょうかね。

とは言え、私的には嫌いでは無いし、全体的にはとても面白かったのですが、そこだけが最後まで気になって・・・・何か「口汚い言葉を使わずに罵しる」ような中途半端なエンタメ性を感じてしまいました。

監督自身はバイオレンス・ファンタジーと言っていましたが・・・・その中途半端な部分がファンタジーだったのでしょうか。

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※いつもと違う役所広司のキレっぷりが良かったです・・・昔の「シャブ極道」を思い出ししました(笑)。

◆「渇き。」 2014年/日本 【118分】
監督:中島哲也 原作:深町秋生 脚本:中島哲也/門間宣裕/唯野未歩子/阿藤正一 出演:役所広司/小松菜奈/妻夫木聡/清水尋也/二階堂ふみ/橋本愛/オダギリジョー/中谷美紀

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