荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

深町秋生著 「果てしなき渇き」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

深町秋生著「果てしなき渇き」(宝島社文庫/2007年刊)を読む。

20151201-002

失踪した娘を捜し求めるうちに、徐々に“闇の奥”へと遡行していく父。

娘は一体どんな人間なのか――。

ひとりの少女をめぐる、男たちの狂気の物語。

その果てには……。

第3回(2004年) 『このミステリーがすごい!』大賞受賞

全選考委員が圧倒された暗き情念の衝撃作!!


★★★★★★★・・・(7/10) 

正直、「このミス」大賞なので期待はしていなかったのですが

とても面白かったです。

既に映画版を観ているので、ストーリーが解り易くスムーズに読めました。

映画は映画で面白かったし、小説はなお面白かったので、今回は原作を後に読んで正解です。

胸糞悪いが途中で止められない堕ちる疾走感がたまらない。

馳星周の「漂流街」や舞城王太郎の「煙か~」を彷彿させ、勢いづいて1日で読了しました。

本作を読むと、確かに難しそうですが映像化したくなる監督の気持ちは判ります。

だからこそ、映画はほぼ原作に忠実なのも納得できますし、だからこそ、オブラートに包まざるを得なかった部分が多々あるのも判ります。

何よりオチが違うのは・・・こちらの方がスッキリします・・・後味は同じく悪いですが。

暗黒(ノワール)小説と呼ぶには過激で深みに欠ける部分はあるのですが、好きな人にはこの不快感が快感です。

著者の作品を読むのは初めてですが、他の作品も近日中に読むような気がします。

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