荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

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麻耶雄嵩著 「隻眼の少女」

麻耶雄嵩著「隻眼の少女」(文春文庫/2013年刊)を読む。

20151129-004

山深き寒村で、大学生の種田静馬は、少女の首切り事件に巻き込まれる。

犯人と疑われた静馬を見事な推理で救ったのは、隻眼の少女探偵・御陵みかげ。

静馬はみかげとともに連続殺人事件を解決するが、18年後に再び惨劇が…。

日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した、超絶ミステリの決定版。

★★★★★★★★・・(8/10)


破天荒なトリックと独特なロジックで独自の作風を貫く著者の作品。

苦手な人は多いと思いますし、私も最初は戸惑ったのですが・・・これがちょっと癖になるのです。

本作は

自殺志願の大学生の主人公が山深き寒村で隻眼の少女探偵と知り合い、その村で起こる連続殺人事件を解決する第一部「一九八五年・冬」と、

18年後に再び村を訪れた主人公がかつての少女探偵の娘と出会い、再び村で起こる連続殺人事件を解決する第二部「二〇〇三年・冬」の二部構成になっています。

伝説になぞられ神の子として村人から崇められる一族に起きた凄惨な猟奇殺人を探偵が見事に解き明かした一部に対し、二部では18年後に同一犯と見られる殺人事件が再び起こる事で探偵の推理が間違っていたと物語を逆転させ、母の汚名返上の為、娘の探偵が一から推理を立て直し意外な犯人に行きつくと言う、まさに著者の真骨頂である一癖ある反則ギリギリ(?)のカタルシス。

とても面白かったです。

現実には起こり得ないリアル感の無いお話しですが、そこを覚悟して読めば楽しめる作品です・・・お薦めはしませんが。

一応、本格推理なのですが・・・・著者の作品は謎解きでは無く、この世界観を味わう小説ですね、推理しても無駄ですので(笑)。

この少女探偵の続編も読んでみたい気もしますが、次回は「二〇二一年」で因果は廻るですかね。

sekigann01-03

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テーマ : 推理小説・ミステリー  ジャンル : 本・雑誌

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