荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

今野敏著 「イコン」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

今野敏著「イコン」(講談社文庫/1998年刊)を読む。

20151204-006

マニアを熱狂させるバーチャル・アイドル、有森恵美。

主役が登場しない奇妙なライブで、少年が刺殺された。

警視庁生活安全部少年課の宇津木真は、仮想現実の世界で生まれたリアルな殺意の真相を探る。電脳メディアに宿る、現代の「聖画」とは!?

若者たちの神々は降臨するのか……。

若者たちの神々が呼び覚ます悪意。

バーチャル・アイドルをめぐる少年刺殺事件の驚くべき真相。

傑作長編ミステリー。

★★★★★・・・・・(5/10) 

安積班シリーズとしては5作目で、神南署シリーズとしては2作目です。

正直、刑事物として推理にしてもサスペンスにしても中途半端で面白みに欠ける本作でした。

描かれている若者たちもなんとなく“最近の若者”のステレオタイプでしたし、須田の一言で早々に「アリモリ」の正体も判ってします。

書かれた当時はバーチャル・アイドルやネット通信など、一般的には知られていない風俗をオッサン方にも判り易く描いているのがウリだったのでしょうか。

良く考えると17年前・・・・20世紀ですね・・・古い。

また、作中に何回か説明される「アイドルの進化論」もはなはだ冗長で、読んでるこちらも捜査会議の大下の気分になりました(笑)。

それでも、要所々で見られる「安積班シリーズ」らしい人間ドラマに惹かれ最後まで読了しました。

う~ん、微妙です。

長編と言う事で安積班(速水も含み)のいつも以上の活躍を期待したのですがそれほどでも無かったのと、読後に他の作品の様な爽快感が無かったのも残念な要因です。

いつも通り読み易くて一気に読了はできたのは事実ですが・・・

※タイトルの「イコン」には思わず膝を叩いてしまいました。

→今野敏読了作品一覧

20151216-003

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