荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

稲垣浩監督 「待ち伏せ」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

録画した映画「待ち伏せ」を観る。

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用心棒の鎬刀三郎は“からす”と呼ばれる頭巾の男から小判百枚で仕事を請け負った。

その途中、人里離れた三州峠でおくにという女を助けた三郎は、彼女をふもとにある茶屋に預けた。

茶屋には老主人の徳兵衛、明るい娘お雪、そして医者くずれの玄哲がおり、渡世人の弥太郎も現れた。

そこへ盗人の辰をつかまえた役人の伊吹兵馬がやってくるが、後を追ってきた盗賊たちに襲われ人質にされてしまう。

実は玄哲こそ盗賊たちの首領だったのだ。


★★★★★★・・・・(今は亡き大俳優たちに★1個プラスで)

三船敏郎が、石原裕次郎、勝新太郎、中村錦之助と共演を果たした、オールスターによるアクション時代劇。

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殺しの依頼を受けながら誰を斬るのか知らされないまま峠の茶屋にたどり着く主人公

と言う設定は「ゴルゴ13」や「子連れ狼」に出てきそうでハードボイルドな展開を期待させたのですが、この主人公が浅丘ルリ子演じるDV被害の人妻に同情して一緒に連れて来たり、裕次郎演じる渡世人と殴り合いの喧嘩をして最後は笑い合ったりと、どこか緊張感に欠ける人物。

外見的にも「用心棒」や「椿三十郎」を彷彿させるので、強いがどこか憎めないユーモラスなアウトローを狙って作られたのでしょうが、それならいっその事、名前を聞かれたときに「峠三十郎」とでも名乗ってくれれば納得もできたんですが(笑)。

それでも茶屋に次々と人が集まり、誰がターゲットか解らない中盤まではそれなりに緊張感はあったのですが、敵の正体が解った後半は予定調和の時代劇になった気がします。

中村錦之助が嫌な役人をコメディタッチに演じ、石原裕次郎は最後まで脇役に徹して、三船VS勝新に花を持たせていたんだと思いますが、役者の使い方は手堅いが物語としては荒の目立つ魅力に欠けるストーリーになっています。

まぁ、今は故人の4大スター競演(プラス浅丘ルリ子)の娯楽作品として、内容は気にせず楽しめばそれはそれで楽しめる映画ですが。

何より私が気になって仕方が無かったのは

「アスファルトが見えてるよ!」

って事でした。

砂利や砂を敷いて隠している場面もあった(?)のですが、そんな小細工も無く堂々とアスファルトの上でアクションを行っているシーンっも多々あったので・・・多分確信犯だとは思います。

配役に金掛け過ぎたせいでしょうかね。

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※カミさんに教えられました。この可愛らしい女優さんが三船美佳のお母さんなのですね・・・。

◆「待ち伏せ」1970年/日本 【117分】
監督:稲垣浩 脚本:藤木弓/小国英雄/高岩肇/宮川一郎 撮影:山田一夫 音楽:佐藤勝 出演:三船敏郎/石原裕次郎/浅丘ルリ子/勝新太郎/中村錦之助/北川美佳/有島嘉男/戸上城太郎/市川中車

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