荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

Category: ★日本映画 >   1970年以前の作品

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市川崑監督 「黒い十人の女」

録画した映画「黒い十人の女」を観る。

20151215-003

テレビプロデューサーの風松吉は、美しい妻・双葉がいながら、多くの女と浮気していた。

妻と愛人たちはお互いの存在をそれとなく知っており、松吉が浮気者であるという事も重々承知しているものの、なぜか松吉から離れられないでいた。

あるとき妻と舞台女優で愛人の市子とで松吉を殺す計画が持ち上がる。

それは計画を立てることで松吉への鬱憤を晴らすための架空の計画であったのだが、気の小さい松吉は、愛人たちが自分を殺そうとしていると思いこみ、妻に相談する。

妻はあっさり計画を認めた上で、二人で愛人を一掃するために、愛人を集めて松吉を糾弾する会を開き、その席上でピストルで松吉を殺したように見せかけるという狂言殺人を行うことにするが・・・・


★★★★★★★★・・(8/10)


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ストーリーはコミカルでいてシニカル。

本来なら主人公とその妻と愛人のドロドロとした愛憎劇のはずなのだが、全体的にカラッと乾いていてタイトルの様な暗さは感じられません。

昔の映画なので決して展開は早くは無いのですが、無駄な場面が無いせいか最後までダレる事無く物語は続きます。

コントラストの効いたモノクロ画面や構図が美しく、それにも増して女優陣の美しさが際立った映像。

台詞は多少廻りくどい所もあるが、それがまた舞台っぽくケレン味があって良かったです。

とても面白かった。

ラストの落とし所も程が良く、103分が短く感じた邦画です。

蝶ネクタイの校長先生しか知らない私にとっては船越英二の優男っぷりがとても新鮮に見えました。

20151215-007

中村玉緒はピチピチで、伊丹十三は若造で、岸恵子や山本富士子が美しいのは当たり前として、岸田今日子も結構キレイなのには驚きました(失礼)。

それにしても、やっぱりテレビ業界ってのは昔からいい加減な人間が多かったのですかね。

◆「黒い十人の女」 1961年/日本【103分】
監督:市川崑 脚本:和田夏十 撮影:小林節雄 音楽:芥川也寸志 出演:船越英二/岸恵子/山本富士子/宮城まり子/中村玉緒/岸田今日子/宇野良子/村井千恵子/有明マスミ/紺野ユカ/倉田マユミ/森山加代子/ハナ肇とクレイジーキャッツ(特別出演)
 
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テーマ : 邦画  ジャンル : 映画

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