荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

Category: ★日本映画 >   11~15年作品

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原田眞人監督 「駆込み女と駆出し男」

レンタルDVDで映画「駆込み女と駆出し男」を観る。

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時は天保十二年(1841年)、質素倹約令が発令され、庶民の暮らしに暗い影が差し始めた江戸時代後期。

この時代、夫が妻と離縁することは容易だったが、妻のほうから離縁することはほぼ不可能だった。

鎌倉の尼寺、東慶寺は、そんな妻たちの離縁を可能にする幕府公認の縁切寺。

寺に駆け込み、2年を過ごせば離婚が成立した。

駆け込み女たちはまず御用宿に預けられ、そこで身元の調査が行われる。

戯作者に憧れる見習い医師の信次郎は、江戸を追われ、そんな御用宿のひとつ、柏屋に居候することに。

そして、叔母である柏屋の主人、三代目源兵衛の離縁調停を手伝い始める。

そんなある日、顔に火ぶくれを持つじょごと、足を怪我したお吟が、東慶寺に駆け込んでくるが…。


★★★★★★★★・・(8/10)


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うちのカミさんが戸田恵梨香と満島ひかりが好きなのです。

なのでカミさんチョイスで本作をレンタルしたのですが

これがとても面白かった。

井上ひさしの時代小説を原案に、江戸時代の縁切寺、東慶寺で繰り広げられる離婚を巡る悲喜を描いた人情時代劇。

2時間23分とちょっと長めな作品ですが、最後まで全く長さを感じさせずに鑑賞できました。

物語の展開も登場人物の台詞廻しも、無駄な部分がそぎ落とされている上にとてもテンポが良い。

時代劇にリアルって言うのは変ですが・・・リアルと非リアルのバランスの良さ、言ってみれば「そんなバカな」と思いながらもスカッとする爽快な部分と「現実的にはそうだろうな・・・」と諦めてしまう寂しい部分の割合の良さ。

それは大泉洋を含む役者さんの演出にも言えるのですが、軽妙だけども軽くなりすぎず、無骨な部分も重くなりすぎず、とても心地の良い雰囲気はかの傑作時代劇「幕末太陽傳」を彷彿させました。

おまけに「チラリ」と見せて説明の無い部分や、「えっ!それで終わり」と物足りなく感じさせる部分の余韻も御見事。

最近の監督作品にちょっと不満だった私も本作には満足。

観終わった後、戸田恵梨香と満島ひかりの言う

「べったべっただんだん」

を口に出さずにはいられない映画でした。

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◆「駆込み女と駆出し男」 2014年/日本【143分】
監督:原田眞人 原案:井上ひさし 脚本:原田眞人 撮影:柴主高秀 音楽:富貴晴美 出演:大泉洋/戸田恵梨香/満島ひかり/内山理名/陽月華/キムラ緑子/木場勝己/神野三鈴/武田真治/北村有起哉/橋本じゅん/中村嘉葎雄/樹木希林/堤真一/山崎努
  
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