荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

スティーヴン・キング著 「ビッグ・ドライバー」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

スティーヴン・キング著 高橋恭美子・風間賢二:訳 「ビッグ・ドライバー:Full Dark, No Stars」(文春文庫/2013年1刷)を読む。

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小さな町での講演会に出た帰り、テスは山道で暴漢に拉致された。

暴行の末に殺害されかかるも、何とか生還を果たしたテスは、この傷を癒すには復讐しかないと決意し…

表題作と、夫が殺人鬼であったと知った女の恐怖の日々を濃密に描く「素晴らしき結婚生活」を収録。

圧倒的筆力で容赦ない恐怖を描き切った最新作品集。

★★★★★★★・・・(7/10)   

原著「Full Dark, No Stars」の中から「Big Driver(ビック・ドライバー)」と「A Good Marriage(素晴らしき結婚生活)」の中編2作を抜粋した本書。

暗く毒気の多い作品で

表題作「ビック・ドライバー」は、レイプされた女性の復讐劇。

「素晴らしき結婚生活」は、夫が殺人鬼と知った妻の選択の物語。

言葉でいえば簡単で、ネタバレでもあるのですが、これが読めばわかる面白さ。

両者とも目新しいプロットではありませんが、著者にかかれば極めて上質なクライム・サスペンスに早変わり。

ジックリト読ませる心理描写と緊張感とスピーディな展開のバランス。

さすがに巧いと思わせます。

チトご都合主義に感じる部分もありますが、そこはファンとして目を瞑りましょう。

久々にキングを堪能しました。

とても面白かった。

残りの2編を収録した「1922」も機会があれば読みたいと思います。

聞けば本作は既に映像化されているとの事。

「ビック・ドライバー」は2014年にMTVとして放映され、日本でもDVDで観る事ができます。

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「素晴らしき結婚生活」は同じく2014年に映画化され日本ではまだ公開されてないようです。

0160214-041

先ほども書きましたがプロットとしては斬新さは無いお話しなので、キングの文章ほど巧く仕上がっているか心配ではありますが

読んじまった以上は観るしかあるまい。

と心に決めている自分がいます。

◆Stephen Edwin King 「Full Dark,No Stars」  (2010/USA)
 ・「Big Driver」
 ・「A Good Marriage」


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