荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

米澤穂信著 「氷菓」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

米澤穂信著「氷菓」(角川文庫/2001年発刊2010年第20版)を読む。

20160408-002

いつのまにか密室になった教室。

毎週必ず借り出される本。

あるはずの文集をないと言い張る少年。

そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。

何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。

さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!

第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞作。


★★★★★★・・・・(6/10) 

「さよなら妖精」を読み終わった後、もうちょっと著者の青春ミステリが読みたいな・・・と思い購入したのが「愚者のエンドロール」でした。

しかし、買ってからそれが著者の“古典部シリーズ”と呼ばれる作品の2作目 だと知り、読むのを断念。

「いずれ第1作を読んでから読もう」と本箱の隅に追いやって1年以上、やっと第1作を読む機会が廻ってきました。

薄くて読み易かったので1日で読了。

昨今の本格推理の連作作品って

1話1話で事件が解決しながらも、最後でそれが全て繋がったり、全てを否定するどんでん返しが起こったりと、結構凝った作品が多いので、最初から身構えながら読んだのですが

以外にあっさりと終わってしまいました。

聞けば著者のデビュー作でライトノベルだとか。

なるほど、こちらが考えるほど(まだ)ひねくれてはいないのですね(笑)。

確かに作り物めいた部分や推理の強引さ、トリックの物足りなさは感じましたが、読後はほろ苦く爽やかな、オッサンにも心地いい青春ミステリでした。

面白かったです。

ただ、私の様なスレたミステリファンには「これは絶対に伏線だ!」と勘違いさせる余計な記述が所々で見受けら・・・もしそれが著者の意図だとしたら何もない事に逆にがっかりでした。

どうやらこの“古典部シリーズ”は5作ほど出ているらしいので

濃ゆい小説の合間の清涼剤として読んで行きたいと思います。

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