荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

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ロバート・B・パーカー著 「二度目の破滅」

ロバート・B・パーカー著 奥村章子訳 「二度目の破滅:Perish Twice」(ハヤカワミステリ文庫/2001年刊)を読む。

20160509-001
◆Robert Brown Parker 「Perish Twice」 (2000/USA)

サニーの新しい仕事はストーカー対策のボディガード。

依頼人は厭味な女性で、サニーは早く仕事を終えるべくストーカーの正体を探るが、依頼人に余計な真似をするなと言われる。

そして依頼人に似た女性が殺された直後、突然の解雇を通告された。

納得がいかず真相を追うサニーの前に、裏世界に繋がる驚くべき人間関係が…

肩肘張らずに自立する生き方の理想形、女性探偵サニー・ランドル・シリーズ第2弾。

文庫オリジナル。

★★★★★★・・・・(6/10)


女性探偵サニー・ランドル・シリーズ第2弾。

著者のスペンサー・シリーズ同様に、主人公が関わる事件ともう一つ、主人公と彼女を取り巻く友人・知人たちとの絡みが魅力の物語です。

言ってみれば

マドンナに惚れる寅さんのエピソードが事件ならば、もう一つの魅力は「とらや」のみんなとの寅さんの絡みと言うトコロでしょうか。

今回のテーマは女性の生き様(?)。

主人公のセレブな姉夫婦、セラピストの友人、そしてレズビアンでフェミニストの依頼人。

それぞれに幸福な家庭や自立した成功者に見えるものの、彼女達はそれぞれの性に迷い彷徨います。

そしてそれを助けるのは皮肉にも離婚をし自立したプロフェッショナルとしての女性を模索している主人公です。

フェミニズムや結婚しない恋人同士の議論は著作のスペンサーやジェッシィ・ストーンで散々語られ、私としては正直飽き飽きしているのですが、男性である著者が主人公の女性の目線で試行錯誤をしている様は面白いと言えば面白いかも。

ただ、どうも私は主人公にイマイチ魅力を感じず、物語もスカッとした解決はしていません。

読み易いので一気に読了出来ましたが、今回は中弛みがキツかったです。

何よりも日本人の古いオッサンとしては「このネーサン達、みんな何やってんねん?」と思ってしまう自分がいます。

第4作の「メランコリー・ベイビー」と第6作の「殺意のコイン」はもう購入し本棚で出番を待っていますし、第5作の「虚栄」は既に読んでいますので、あとは古本屋で第3作の「束縛」を見つけ108円で買えばシリーズを完読出来るのですが、今は少々億劫に感じます。

暫く時間をあけてからまた読みたいと思います。

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