荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

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アイラ・レヴィン著 「ブラジルから来た少年」

アイラ・レヴィン:著 小倉多加志:訳 「ブラジルから来た少年:The Boys from Brazil」(ハヤカワ文庫/1982年発刊・1987年第2刷)を読む。

20160424-001

元ナチス・ドイツの一員で第三帝国の復興をもくろむメンゲレは、2年半のうちに65歳の公務員を94人殺すという奇妙な計画を立てていた。

ナチ残党狩りで知られたユダヤ人・リーベルマンはメンゲレの陰謀を知り、それを阻止しようとするが、やがてメンゲレの本当の恐るべき意図が明らかにされていく……。


★★★★★★★★・・(8/10)


先日、「ゴルゴ13」の143巻「百人の毛沢東」を読んだ時に昔観た本作の映画を思い出し、「もう一度観たいな・・・」など考えていたら、古本屋で本作を見つけ思わず購入しました。

著者のお名前は知りませんでしたが昔観た映画「ローズマリーの赤ちゃん」や「硝子の塔」「死の接吻(91)」「ステップフォード・ワイフ」の原作者だとは驚きでした。

小説は読んだ事はありませんが、とても面白いに違いありません。

と思わずそう言ってしまうのは

本作が極めて良質なミステリ作品だからです。

ポリティカルとSF、サスペンスとミステリ。

映画を観ているので“謎”は分かっているのですが、それでも最後までダレる事無く一気に読了できました。

1976年の作品なので、さすがに時代を感じさせる場面がありますが、今読んでも十分に面白く、その古さがより緊張感を盛り上げます。

めちゃくちゃ面白かったです。

ネタバレになりますが

クローンネタのお話は今では数多くありますが、たぶんこれがその手のお初ではないでしょうか。

(そう言えば、そのまま「ヒットラーの息子」って漫画もありましたが)

私が“クローン”と言う言葉を初めて聞いたのはたぶん映画「ルパン三世(1978)」だったと思います。

その時も衝撃的だったのですが、本作が発表された当時はもっとショッキングだったのではないでしょうか?

それとも・・・それこそ荒唐無稽なSF話だったのかな。

◆Ira Levin 「The Boys from Brazil」 (1976/USA)

20160512-001

「猿の惑星」のフランクリン・J・シャフナー監督がナチス復興とクローン計画の恐怖を描いた1978年製作のサスペンス映画。出演はローレンス・オリヴィエ、グレゴリー・ペックほか。

※映画版は日本未公開だったようです・・・・こんなに面白いのに。

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