荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

佐々木穣著 「地層捜査」

Posted by Tommy荒野 on   0 comments   0 trackback

佐々木穣著「地層捜査」(文春文庫/2014年刊・第1刷)を読む。

20160710-004 20160922-018

無能なキャリアに歯向かって謹慎となった若き刑事・水戸部は迷宮入り事件を担当する「特命捜査対策室」に配属された。

15年前の四谷荒木町の殺しを再捜査せよ。専従捜査員は水戸部ただ一人。

退職刑事を相棒に、水戸部は町の底に埋もれた秘密と嘘に肉薄してゆく。

静かな余韻を響かせる警察小説シリーズ第一作。


★★★★★★・・・・(6/10)

読み終わり、タイトルに納得しました。

15年前に起きた老女殺人事件を捜査する事により、15年前の人間関係や世相、そして容疑者たちの動機を探る事により、その町や人の歴史を戦後までを遡る。

長い事件の中で地層のように折り重なった人の感情が殺人を起こし、再捜査となった今、新たな想いが主人公の行く手を阻む。

地道な捜査の描写は盛り上がりには欠けますが、なかなか読ませる警察小説だと思いました。

ただ・・・バブル末期は地方の若造だった私にはちょっと想像しにくい場面がチラホラと。

当時の雰囲気を上手く描いて映像化してほしい作品ですが・・・もしかして著者もそれ狙い?

20160824-006

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